苗字と言うアイデンティティ

近所のクリーニング屋で、
かつて東洋系の女性が何人か働いていた。
当然夫の苗字を告げなければならないので、
私を中国人だと思ったらしい。
ある日「出身国はどちらなの?」と聞かれたので、
「日本です」と答えたら、
「そう…」と明らかにガッカリした顔をされた。
それで、「私の夫の父親はマレー系の華僑で、
つまり夫は半分中国人なんです。
中国名を名乗っているのはその為です」と付け加えると、
途端に彼女達の顔がパッと明るくなり、
「私もマレーシア出身なのよ」
「私も同じ苗字なの!」と話がはずんだ。
誰だって、同郷者、及び自国に関する人や物は嬉しいし、
共通点は話す重要なキッカケになるものだ。

私のこの典型的なモンゴリアン顔と、
夫の中国姓では、中国人と思われるのが当然である。
しかし、どう考えても自分は中国人ではないし
(特に中国本土は全く無関係)、
中国人に間違えられて、私にとって得することは一つもない。
そういうこともあり、正式に婚姻はしているものの、
今だ日本の旧姓のままである。
差し支えのない日常生活でのみ、夫の姓を使っている。

義母も、中国人に間違えられるのがイヤで
(義母の容姿を見たら東洋人とは絶対思えないけれど)、
陶芸の制作活動の際は、旧姓を使っている。
その旧姓を見れば、フィンランド人なら
誰でもすぐに自国民だと気付くし、
そのほうが義母だって嬉しいのは当たり前だ。
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by piyoyonyonyon | 2013-02-19 15:09


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