私の好きな大河ドラマ 「北条時宗」編

近年を除いて、常に高い視聴率を維持して来た
NHKの大河ドラマだが、
そんな時代から、「(私以外)一体誰が見るの?」と
思えた地味~な大河が2001年の「北条時宗」。

何せ、大河ドラマのほとんどが、
戦国時代か幕末を舞台にしているのに、
このドラマの舞台は鎌倉時代中期とは異例。
しかも北条時宗なんて人物、
それまで聞いたことのなかった人のほうが
多かったんじゃないだろか。

実際、私の周囲で他にもこのドラマを
見続けている人が居るかどうか尋ねてみたところ、
誰もおらず、当時のイギリス人の彼氏のみで、
「ちっ外人だけかよ!」と心底ガッカリした(差別)覚えがある。

しかし私はへそ曲がりなので、
そういう地味~で、普段あまり注目されない
人物や史実のドラマのほうが結構好き。
そして実は北条時宗は、当時世界中を脅かしていた
大帝国「元」を打ち破った、
史上唯一の国家元首(※事実上)なのだ。

それはさておき、このドラマ、
突っ込み処が満載で、色んな意味で楽しめた。
主人公の時宗(和泉元彌)は、
はっきり言ってどーでも良いのだが(笑)、
彼の両親役の渡辺謙(北条時頼)と浅野温子(涼子)が、
憎みながらも激しく愛し合う、
非常にかっこよい夫婦役だった。
この役の渡辺謙は、かなりブラック入っていて、
伊達政宗役よりもかっこいい位だ。

そして、不幸な兄役が似合い過ぎる渡部篤郎演じる
時宗の異母兄・北条時輔が、
脚本家の思い入れの強さなのか、
タイトルを変更したほうが良い程
主人公より目立っていた(笑)。
史実では時宗に殺されるが、
このドラマでは奇跡的に生き延び、
元に渡ってマルコ・ポーロとも交流し、
言わば義経伝説化していた。

そして、北村一輝演じる平頼綱も、
目付きが悪くて相当インパクトが強かった。
非常に腹黒い役なのだが、
主である時宗にだけは絶対服従し、
その時宗様LOVEぶりは、
どう見てもブロマンス臭かった(一方的だけど)。

寺島しのぶが演じる彼の妻も相当腹黒い役で、
大河ドラマ史上稀に見る毒々夫婦だった。
ただ欲を言えば、彼女以外の
若手主演女優陣は弱かった。

タイトル・ロゴはモンゴル文字をアレンジしたもので、
OPにもモンゴルの民族音楽を取り入れ、
海外ロケでの戦闘シーンもあり、
何かにつけて異色な大河であった。
水軍や元寇について、これ程詳しく描いたドラマも、
国内にそうそうあるまい。
話題には余り上らなかったけど、
私にとっては忘れ難い大河ドラマの一つだ。
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by piyoyonyonyon | 2014-06-12 15:08


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