始めから頼りないダイエット

義弟(夫の妹の旦那)が、
再び肉抜きダイエットを始めた。
義両親の家で食事をする際、
義弟にだけ別な料理を準備しなくてはならないので、
義母は面倒臭そうだ。

義弟は、前にも一度、母親を癌で亡くした直後、
ベジタリアンを目指したことがあった。
母の癌の原因が、肉食にあると思ったかららしい。

しかし、ベジタリアンを始めると言っても、
鼻から義妹は協力しないことを宣言していたし、
義弟自ら調理しなければならなかったせいか
(料理は得意でないそうだ)、
2ヶ月と持たずに挫折した。

今回は、菜食主義ではなく、
魚はOKの「肉だけ抜き生活」だけど、
やっぱり長続きしなさそう…。

それでも何故(性懲りもなく)再び始めたのか?
単純に、減量したいせいかも知れない。
しかし、肉の換わりに魚のフライを食べていては、
ダイエットにならないだろう。
魚介を大量に摂取しては、
コルステロール値が上がる危険性もある。
夫は、「きっと怖い食物汚染や偽造の
テレビ番組でも、また見たんじゃないか~」と言う。
以前日本でも流行した「買ってはいけない」的な
警告・脅迫番組が、しょっちゅう放送される。

いや、実際食べ物の多くは危ない。
しかしそれを考えると、
一般店舗で売られているどんな食品も信用できない。
何も肉だけではなく、魚だってダイオキシンとかで
汚染された水から採れたものかも知れないし、
野菜だって、農薬で汚染されまくっている。
有機栽培と書いてあっても、
真実だと誰が証明出来るだろう?
疑い始めればキリがなく、
自宅で野菜を栽培し、魚を養殖し、
家畜を飼わなければならなくなる。

確かに、ハム・ソーセージ等の加工肉や、
肉を使用した出来合いの料理は、相当ヤバい。
現に、冷凍ラザニア等の加工食の主原料が、
実は牛肉と偽って馬肉だった偽装事件が、
ヨーロッパ中を騒がせたばかりだ。
(欧米のほとんどの国で馬を食用する習慣はない)
脂身の量とかの質や日付も疑わしいし、
使用原料自体が怪しいだけでなく、
調味料や油の使用量が半端ではないから、
こういうものを大量に日常的に食べ続けたら、
確かに健康を害し兼ねない。
加工肉は塩分が多いので、大量に食べると、
実際大腸癌を起こす可能性を引き上げるそうだ。

しかし、普通に売っている肉の、
出来るだけ質の良さそうなものを選んで、
自分で調理して、沢山の野菜と共に食する分には、
菜食主義や肉抜きなどしなくとも、
十分健康的なはずだ。

実際私は、肉を余り必要としない
(決して嫌いな訳ではない)、
美味しい野菜さえ食べていれば当分満足な人間なので
(魚介も好きだがここでは高い)、
義両親の家では、実は少ししか肉は食べていない。
しかし、義母はいつも野菜もたっぷり用意するから、
肉を少しだけ食べて、
後は野菜をガッツリ食べればOKなのだ。
これなら、義母の手を一層煩わせることもない。

ところが、こういう食生活は、
どうも一般的な欧米人には非常に難しいらしい。
そもそも野菜嫌いが圧倒的に多く、
付け合わせを単なる飾りとしか思っておらず、
仕方なく食べている人も多いようだ。
野菜の食べ方自体が、欧米の多くの国で、
サラダか付け合せ位しか存在せず、変化に乏しい。
特にイギリス人の多くは、
「メインの肉料理+付け合せの野菜」と言う図式を崩すと、
途端にレパートリーが激減し、
夕食の献立の設定に途方に暮れると思われる。
そして根本的に、一般人の健康に対する意識や知識が、
日本に比べて大幅に遅れていると痛感する。

その為、菜食主義やビーガンと言う極端な例に走るしかなく
(勿論人に寄っては思想的な意味もあるのかも知れないが)、
すぐに挫折するか、もし長続きするとしたら、
他人の近寄り難い、宗教臭い
超越した人になってしまう場合が多い。

重度の食物アレルギーでない限り、
一口でも食べるとたちまち害になる、
と言う「食品」はほとんど存在しない。
糖尿病患者だって多少の糖分は摂取出来るし、
高血圧でも少しは塩分は取らなきゃならないし、
通風持ちも少量ならビールを飲んでも平気だ。
しかし、どんなに健康的に優れた食べ物でも、
量をとり過ぎたり、
そればかり食べているのでは問題を起こす。
やはり、出来るだけ多くの食材を
体調・体質に合わせて、
バランス良く摂取するのが一番だと思う。
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by piyoyonyonyon | 2014-11-25 15:06


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