パーソナル・スペース

「Personal-space」とは、対人距離のことで、
一個人から見て、他人が(に)近寄った際に
警戒する、不快に思う許容範囲のことらしい。
勿論個人の性格・感覚の差もあれば、
相手の親密度に寄っても異なり、
また社会、民族性や国民性にも寄って大きく違う。

例えば聞くところに寄ると韓国では、
パーソナル・スペースが極めて狭いらしく、
ATM等で並ぶ時、後ろの人が
(日本人からすれば)気持ち悪い位ピタッと寄り添うそうだ。
見ず知らずの人がかなり近付いても許せる訳で、
中国やイタリアでも、これが狭いと聞く。

反対に北欧では、人口密度が低いせいか、
パーソナル・スペースは極めて広く、
バス停等で並ぶ際、これ…行列?と思う程、
間隔を大きく開けるらしい。
その距離、1~2mだとか。

ひどく大雑把に言うと、
例えば空いている電車の中で、
出来るだけ他人と離れて座る人・国は
パーソナル・スペースが広く、
人にやたらベタベタ触っても平気な人・国は、
パーソナル・スペースが狭いと言うことになる
(この場合単にスケベとも)。

と言え、日本の都市部の地獄の満員電車は、
そのバロメーターには全くならない。
あれはパーソナル・スペースどころか、
基本的人権をも無視したもので、
快と思って乗っている人はほとんどいないだろう。

概ね欧米文化では、個人主義が発達している為、
日本よりパーソナル・スペースが大きいと思う。
一方で、スキンシップは盛んで、
知人・友人への許容範囲は広いらしい。

しかし私は、イギリスで暮らしていて、
パーソナル・スペースが
日本と比べて大きく異なるとは、
特に感じたことはない。
世界で真っ当に行列が作れるのは、
イギリス人と日本人(の東半分)だけと
言われているので、
行列の秩序を守るとなると、
保つ間隔の距離は、自ずと共通する気がする。

ところが先日、狭い店内でレジ待ちをしていたら、
前に並んでいたガタイの良いおじさんの、
ゼスチャーが余りにも大げさで、
話ながら腕をぶんぶん振り回し、
その内不意に殴られるのではと危険を感じた。
やはりこの国では、パーソナル・スペースは
日本より大きく保つべきだと痛感した。
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by piyoyonyonyon | 2014-11-30 15:10


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