2013年 01月 19日 ( 1 )

一人で学校にも行けない現代の子供達

現在のイギリスでは、10歳以下の子供の登下校には、
親が付き添うのが当たり前。
私の家の周辺では、徒歩で出迎えすることが多いようだが、
場所に寄っては車中心で、
毎朝深刻な交通渋滞を巻き起こしているらしい。
ほとんどのスクールバスが財政難で廃止されたのと、
登下校中に我が子が犯罪に巻き込まれることを親が恐れるからだ。

登下校すら子供一人で出来ない為、
特に都市部では、友達の家に遊びに行くのも、
買い物に行くのも、親の付き添い無しでは出来ないらしい。
親ぐるみとなれば、親同士が余程仲が良くて
時間に余裕がない限り、そう頻繁に行き来はしないだろうから、
ほとんど子供が、友達の誕生会に招待されたのでもない限り、
自宅で遊ぶしかないようだ。
ハンガリー人の友人に聞いたら、
今はハンガリーの地方でも同じだと言っていた。

私が子供の頃は、幼稚園に上がる前から、
親(私の場合、育ての母)に「○○ちゃんに行く」とか
「何処何処に行って来る」と行き先のみ告げれば、
一人で何処にでも出掛けて良いことになっていた。
自分の年齢に相応しい行動範囲も、
暗黙の了解で把握していた。
イギリス人の夫も、ハンガリー人の友人も、
自分の頃はそうだったと言っている。

自宅で遊ぶしかないと言っても、
年の近い兄弟姉妹が居れば、
玩具には不自由しない現代の子供達だし、
そう退屈することはなさそうだが、
一人っ子の場合はかなり寂しい。
一人っ子でも、積極的に遊び相手になってくれる親なら
かなりマシだけど、そうじゃない場合は悲惨だ。
例えば、母親に育児をほとんど放棄された、
例のハンガリーの友達の甥っ子は、
毎日毎日、一人で家でボウッとテレビを見ているそうだ。
この子は、学校では乱暴過ぎて他児童に馴染めず、
社会感覚に障害が出ているらしい。

私の姪も、両親(義妹夫婦)は自分の時間優先で、
どう見ても娘と遊ぶのには余り熱心ではないから、
創造力と創意工夫は中々豊かな子供ではあるけれど、
いつも遊び相手に異様に飢えている。

日本の都会も(もしかしたら田舎でも)、今は同じだろうか。
子供は、自分一人では遊びにも行けないのだろうか。
面倒臭いことこの上なさそうな、
日本の「公園デビュー」や「ママ友付き合い」を考えると、
子供を自宅に閉じ込めて置きたくなるのも、
無理ない気がしないでもないが(笑)。
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by piyoyonyonyon | 2013-01-19 15:08