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カタコンベ巡り

初めて大量の人骨を見たのは、
ウィーンの聖シュテファン大聖堂の
カタコンベ(地下墓所)。
ここには、17世紀にペストで死んだ
約2000人分の遺骨が保管されている。

薄暗い地下の洞窟のような窪みに、
骨が整然と並べられている様子には、
想像していたのとはまた別な不気味さを感じた。

他にもここには、ハプスブルク家の人々の
内臓を入れた壺も保管されている。
何でもハプスブルク家では、代々多くの遺体は、
古代エジプトのファラオに見習って
(ミイラにする訳でもないのに)、
心臓は銀製の壺に入れてアウグスティーン教会、
心臓以外の内臓は銅製の壺に入れて聖シュテファン大聖堂、
棺桶入りの遺体そのものはカプツィーナ教会に埋葬された。
聞いていて余り気持ちの良い話ではないが、
嫁いで来たばかりの若き皇后エリーザベトも、
この話を知ってゾッとしたとか。

しかし、ウィーンで同じカタコンベを見るなら、
聖ミヒャエル教会のものが、
数段恐ろしくて度胸が要ると言われている。
写真で見る限り、棺桶に入って
衣類を着たままの遺体を見学できるようで、
さすがに見学したいとは決して思わない。
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by piyoyonyonyon | 2014-10-30 15:08

チェコの骸骨教会

未だ訪れたことはないが、
一度是非行かねば…と思えてならないのが、
チェコの「クトナー・ホラ」と言う町にある、
墓地教会の納骨礼拝堂。

何でも13世紀に、ここの修道院長が、
エルサレムの聖墓から持ち帰った砂を
撒いた為、聖地とされ、
埋葬されるのに大人気となったそうだ。

そのうち埋葬地に余地がなくなってしまったのか、
どういう訳か、16世紀に、
礼拝堂内に僧侶の骨が積み上げられ始めた。
更にどういう訳か、
骨でシャンデリア、カップ、十字架を作ったり、
骨で貴族の紋章を描いたりと、
骨を使って色々装飾されるようになった。
現在では、礼拝堂は、約4万人分の人骨で
飾り立てれているらしい。

そこには、「memento mori」とラテン語が書かれ、
「死を記憶せよ」との意味で、
この骨の山を見て、自分がいつか死ぬことを
決して忘れるなと暗示している訳だ。
確かに、大量の人骨を眺めていると、
人の生死に付いて否応なしに考えさせられるが、
骨の意外な可能性まで考えさせられる。
人骨シャンデリア…とまでなると、
最早「悪乗り」としか思えない。
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by piyoyonyonyon | 2014-10-29 15:03

最強のトールペイント、究極のフォークロア

オーストリアの人気の景勝地、
ザルツカンマーグート地方の最奥に、
「Hallstatt ハルシュタット」と言う名の村がある。

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オーストリア観光を代表する絶景の一つであり、
世界で最も美しい湖畔の村とも言われている。
氷河湖とアルプスの絶壁の岩肌に挟まれた狭い土地に、
昔ながらの木造の家が崖にへばりつく様に建っており、
その景観は本当にドラマティック。
ユネスコ世界遺産にも登録されている。
そんな山奥なのに、先史時代には塩鉱で栄えていたそうだ。
一生に一度は実際訪れる価値のある村と言ったら、
多分こんな村のことだろう。
(因みに近年中国で、この村のバッタもんを自国に作って、
住宅地として売り出しているらしい。
恐るべし! 中国人のセンス)

そんな御伽の国のような風景の村にも、
実際住んでいる人がいるからには、
住民の通う教区教会がある。
その墓地の奥に、入場料100円程度を払って入る、
小さなお堂のような建物がある。
何故この小さな建物に、多くの観光客が、
わざわざお金を払ってまで入るのか。
覗いてみて納得。---納骨堂だったのだ。

何せ狭い狭い土地なので、
例え村民数が僅かでも、
墓地はあっと言う間に満杯になってしまう。
カソリック国だから、恐らく今でも
土葬オンリーなのだろう。

そこで、確か100年毎位に、
墓地を掘り返してリニューアルをする。
掘り返した遺骨は、骨壷などには入れずに、
そのまま納骨堂に並べて保存する。
ただ、アイデンティティははっきりと
残さなければならない為、
頭蓋骨に氏名や没年等を記す。
それがいつ頃からか、
単に文字だけでは寂しいとでも思ったのか、
花だの葉っぱだの、フォークロアな
トールペイントが施されるようになった。

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因みに、ハルシュタットまで行かなくとも、
ウィーンの自然史博物館でも
幾つかのトールペイント頭蓋骨が展示されている。
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by piyoyonyonyon | 2014-10-28 15:10

退屈な食文化の国

NHKの番組で、様々な国の外国人達が、
「日本人以外は、自分達の食べ物の写真を
熱心に撮影したりしない」と言っていたのを聞き、
夫は、毎度の如く、偏屈ジジイみたいにテレビに向かって、
「そりゃおまえらの国の料理が皆退屈で、
日本みたいに盛り付けも凝っていないからだよ」
と文句を垂れた。
…君の国は特にね。
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by piyoyonyonyon | 2014-10-26 15:03

年齢差純愛

ハプスブルク家の王子であるヨハン大公が、
町娘アンナ・プロッフルと出会い、
劇的な恋に落ち、交際を始めた時、
アンナはわずか15歳で、
大公は22歳年上の37歳だった。

現在だったら完璧に犯罪だし、
大公はロリコンのレッテルを
貼られてもおかしくないが、
結婚適齢期の早かった当時は、
きっと15歳の娘と言えば、
既に精神的には、今の女子中高生より
ずっと大人だったのに違いない。

特にアンナは、早くに亡くなった母親に代わって、
多くの弟妹達の世話をしていた
しっかり者だった。

大公は、アンナが18歳になるのを待ってから求婚し、
実際に宮廷から結婚の正式な許可が下るまで、
更に7年待たなければならなかった。
(それまでは同棲していた)
結局付き合い始めてから、
結婚まで10年も掛かった。 

その年月の長さと忍耐強さが証明する通り、
大公のアンナに対する愛と誠意は本物で、
数々の困難を越えてめでたく結婚出来た後も、
生涯彼女だけを愛し続けた。

とは言え、勘違いしないで欲しい。
例え純愛で本気のつもりでも、
37歳の男が15歳に恋愛感情を抱くのは、
やはり現在では問題になります。
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by piyoyonyonyon | 2014-10-24 15:07

今日のマトリョーシカ カオナシ編 

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フォルムもカオナシに合っているし、
アニメ画をそのまま模写して、
陰影まで付けてある彩色が中々な逸品。
入れ子式じゃなくて、中にお菓子が詰まっている
ギフト・ボックス代わりみたいです。
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by piyoyonyonyon | 2014-10-23 15:00

南アフリカの英雄

オスカー・ピストリウスに、
過失上致死罪で禁錮5年が言い渡されたが、
実際刑務所に入らなきゃならないのは
10ヶ月位だそうだ。

夫曰く、「殺人して、実刑たった10ヶ月か。
でも、本を一冊書くのには十分な長さだ。
そしてその本は、爆発的に売れるだろう。
きっと映画化もされ、
また莫大な金が入って来る。
恋人を殺して大儲けだ」
余りの浅ましい考えに、
我が夫ながら呆れ返ったよ…。
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by piyoyonyonyon | 2014-10-22 15:19

日本のBGM

BBCニュースで、
日本のポップカルチャーを紹介する時、
大抵流れている音楽は
ピチカート・ファイヴだなー。
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by piyoyonyonyon | 2014-10-20 15:10

毒を以って毒を制す

「毒親」と言う単語を聞くようになってから、
しばらく経つけれど、
幾らうちの母親が超変わっていて
勘違いが甚だしく、色々とハタ迷惑な人でも、
少なくとも毒親では全くないと思う。

勿論母は、昔から私達子供全員に、
惜しみない愛情を注いでくれるが
(時折方向性が間違っているのは別として)、
何はともあれ、彼女にとっては、
私の父である夫が第一だからだ。

特に20年近く前に、
父が一度病気で死に掛けてからは、
それに拍車が掛かり、心配で心配で、
一日足りと父と離れられないらしい。
短大時代の同窓旅行にも、
毎年一人だけ夫同伴で行く。

更に父が、思慮深い大人しい人では全くなく、
甘やかされた我儘な子供が
そのまま歳をとったような男なので、
気付いていない&気にならないのは本人達だけで、
周囲の顰蹙を買っているのは間違いない。

して言うと、まるで母が父の「毒親」で、
父のほうでも、それを当然と甘んじているようだ。

毒親に関して、経験者の本や漫画を読んだことがある
訳ではないから、良く知らないのだけど、
漠然と、母親が専業主婦で、
夫婦間が冷え切っていて、
または夫が忙し過ぎて気に掛けてくれないとかで、
娘が一人だけの場合に発生し易いような気がする。
自分の社会での存在意義を、
他にこれと言って見出せず、
子育てだけが生き甲斐、
子供に自分の夢や理想を押し付け期待過多、
子供を世話する自分に依存しているような人。

だから、子供が独立しようと欲するものなら、
全力で阻止する。
自分が結婚で良い想いをしていないので、
我が子の結婚も望まない。

もしくは、昔から優等生&完全主義者で、
本人の努力で何でもこなして来た人。
子供ですら、自分の「完璧な作品」として、
コントロール出来なければ気が済まない人。

多分子供のほうでも、昔は優等生で、
親に従順な「良い子」だったからこそ、
親の毒性を増長させちゃったのだろう
(と言っても子供の責任ではない)。

それが大人になって、どうも変だ、
親が重過ぎる、束縛されていると気付いた場合、
世間一般で「毒親」と見なされる訳だ。

問題なのは、幾ら邪悪な頭おかしい親でも、
大金掛けて自分を育ててくれた肉親な訳だし、
まして本人は、子供に対する愛情と頑なに信じて、
悪気は全くないのだから、
毒を以って毒を制するようには、
無下に扱えない、簡単に切り捨てられない点だ。

しかし、世間で毒親として騒がれているのは、
実はほんの氷山の一角で、
子供が何歳になっても干渉を止められない、
子離れ出来ない、ハタから見れば十分「毒」な親は、
他にも腐る程存在するんじゃないかと思う。

ただ多くの場合は、子供のほうでも
自覚がないから、表面化しないだけ。
成人して結婚した後でも、
親からの援助や意見に依存していて、
それに何の疑問を持たず、
まんまと親の期待通り、親無しでは生きられない。
そんなケースのほうが、
実は余程多いのではないかと勘ぐっている。

良く言えば、仲の良い「一卵性母娘」だけど、
実は単なる毒母と親離れ出来ない娘の、
相互依存の場合もあり得る。
こういう娘と結婚した男性は、
大抵苦労するようだ。

需要と供給が合っているのだから、
構わないっちゃそうなのかも知れないが、
こういう関係のほうが、
パラサイト・シングルやNEETや
引き篭もりの温床にもなっているはずで、
こういう親自体も、
モンペの確率が非常に高いに違いなく、
社会的に問題が大きいような気がする。
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by piyoyonyonyon | 2014-10-19 15:04

本当に疲れるイギリス仕事 ガス会社編

お隣の家が、ガス会社を通して、
外壁に断熱材を注入するサービスを申し込んだ。

20世紀前半以降に立てられた家には、
外壁と内壁の間に隙間があり、
壁に穴を開けて、この中にホースで
フォーム状のものを注入する。

夏は涼しく、冬は暖かい。
夏に冷房を使用する一般家庭は、
イギリスにはまずないが、
冬の暖房費は節約出来、環境に良いので、
政府から補助金が出る仕組みになっており、
我が家でも数年前に実行した。

人気があるので、申し込みから施行まで、
数ヶ月掛かる。

ところが当日、お隣がガス会社を待っていたら、
まず下請けの足場組み立て会社が来ることは来たが、
隣の外観を見るなり、
作業を全くせずに帰って行った。
なので、後から来たガス会社も、
当然作業を進める訳がなし。

問い合わせると、足場会社は、
ガス会社から「一階建て」と言う資料と、
全く別な物件の写真を受け取っていたのに、
実際には二階建てで、
それに合う足場や材料を
用意して来ていなかったからだそうだ。

ガス会社が、自分達で勝手に
間違った情報を送っていたのに、
お隣は申し込みを一からし直し。
また数ヶ月待たなければならない。

本当に、仕事が仕事らしく
スムーズに運ぶことは、ここでは非常にマレ。
(特に工事・修理関係)
これが典型的なイギリス仕事。
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by piyoyonyonyon | 2014-10-18 15:03