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日光不足

冬の北欧では、日光不足の為に自殺者が急増するらしい。
と言うのは、日本に住んでいる時から聞いてはいたが、
冬でも快晴の多い太平洋側に住んでいたから、
理屈では理解出来ても、中々実感出来なかった。

イギリスは、例のメキシコ湾流の影響で、
緯度が高い割に気温的には穏やかだが、
冬はやはり日照時間が日本よりずっと短く、
更に暴風雨等の天気の悪い日が多く、
とにかく暗い、暗い、暗い…。
(でも南東部なので、スコットランドよりは多分遥かにマシ)
日本に比べて、全体的に窓の少ない家の造りなせいか、
曇天の日には、室内が一日中
夜のように暗いままなことも少なくない。

今年の一月から三月に掛けては、
夫の通風の発作が収まらなかった為、
週末の日中は、フリマ以外に何処にも出掛けられなかった。
私だけは平日に買い物に出掛ける機会もあったが、
ガーデニングをするには未だ寒過ぎ、
やはりそれだけでは日光が十分じゃなかったらしく、
体調が顕著に悪かった。

日光不足が、ビタミンD不足を引き起こし、
免疫力を低下させたり、
健康を害することは知られているが、
精神に与える影響も実に大きいと、
イギリスに住んでいると痛感する。

天気の悪い暗い日が続くと、
このままじゃ本当に気が狂うぅぅぅぅと叫びたくなる。





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by piyoyonyonyon | 2016-12-29 15:05

ミカンの季節

「Clementine クレメンタイン」
「Mandarin マンダリン」
「Tangerine タンジェリン」
「Satsuma サツマ」、
これらは全て、イギリスでも
お馴染みの小型の柑橘類である。
ただし、イギリス国内では栽培出来ず、
スペインか南アフリカから輸入される。

全て皮はオレンジ色で、手で剥ける程薄く、
中には基本的に種がない。
子供でも簡単に食べることが出来、
特にクリスマス時期のスナックとして人気がある。

概ね日本の蜜柑より小ぶりで、
外見は見分けが付きにくいが、
日本の温州蜜柑に相当するのは
「サツマ(鹿児島県から西洋に伝わった為)」である。

単に「easy peeler=皮が剥き易い(柑橘類)」とだけ
記されて販売されることも多いので、
「サツマ」と間違って「クレメンタイン」を買うと、
味が異なって(酸味が弱くて薄い)ガッカリする。
しかしイギリスでは、
クレメンタインが最も一般的なようで、
それに比べると、サツマは出回る時期が限られ、
値段も若干高いように思う。

先日サツマを一袋買ったら、その内の二つは、
いつまで待っても皮が柔らかくならなかった。
夫は間違って「オレンジ」を買ったんじゃないかと疑ったが、
袋の中の他のは、確かにサツマだった。

結局、その二つは一週間以上経っても皮が硬いままで、
仕方なくナイフを使って皮を剥いた。
味は、明らかにオレンジではないが、
かと言って温州蜜柑とも違う…。
絶対、違う種類が混じっていたな。

それを知り、夫は、昔見たキョンシー映画で、
キョンシー除けには餅米を撒くのが効くが、
悪どい商人が安い普通の米を混ぜて売った為、
効果がなく、結局キョンシーに襲われた…、
と言うのを思い出したそうな。




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by piyoyonyonyon | 2016-12-10 15:06

外国人=貧しい?

義弟「君は英国籍を持っているんだろ?」
私「いや、持っていないよ」
義弟「じゃあ、申請中なのかい?」
私「いや、申請もしていない」
義弟「わかった。これから申請するつもりなんだね」
私「うんにゃ、私は一生日本人を辞めるつもりはない」

それでも納得行かない様子の義弟に、
ついに私の夫が口を出し、
「日本はGNP(GNI)世界第三位で、
イギリスの上を行くから(つまり貧しくないので)、
わざわざ英国籍を収得する必要はないんだよ」と、
まるで子供に言い聞かせるように教えた。

…んん? もしかして義弟は、
英国に移住する外国人は、
全て豊かな暮らしを求めて
やって来るとでも思っていたのか?

だとしたらショックだな。
私は、たまたま結婚してくれる人が
イギリス人だったってだけで、
好きでこの国に住んでる訳ではないのだ。

それを言ったら、義母の母国
フィンランドだって、全く貧しくない。
社会保障は、英国より更に充実している程だ。
ただ、お互い結婚した相手が非英国人で、
イギリスで働き続け、
一生ここで暮らす覚悟の義両親にとって、
この国で生まれ育った子供達の為にも、
英国籍を収得するほうが都合が良かった。
私も、もし子供が居たら、
日本国籍を捨てなければ
ならなかったかも知れない。

しかし、一度国籍を捨てたら、
例え生粋の日本人であっても、
再び獲得するのは非常に難しい。

夫に万が一のことがあった場合、
一秒一瞬足りと、この国に残る理由もなく、
また居たくない私にとって、
英国籍を獲得する意味がない。

そして、将来日本に住むことを夢見る夫の為にも、
日本国籍を失う訳にはいかない。




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by piyoyonyonyon | 2016-12-08 15:03

日々是スポーツ也

料理って、まるでスポーツみたいだと
しょっちゅう痛感する。
繰り返し続けて慣れることが重要なのだ。

料理する際、美味しいものを作るのは勿論大切だが、
それだけでなく、材料の在庫・賞味期限を配慮し、
無駄にすることなく、
栄養のバランスや盛り付けを考え、
時間内に仕上げなくてはならない。
毎日やっていないと、その感覚は明らかに鈍る。

例えば、旅行等で
2、3日料理をしなかっただけでも、
料理の手順や動線が覚束なくなる。

グルメ自慢のお父さんが、
たまに家庭で腕を振るおうとすると、
例え料理自体は美味しくとも、
やたら時間が掛かったり、
材料費が半端なく、おまけに
他に使いようのない食材が大量に余ったり、
台所をすっちゃかめっちゃかに汚すことが多いと聞く。
挙句の果てに、妻から
「もう料理しないで!」と勧告を受けたりする。

同様に、裁縫もまるでスポーツみたいだと感じる。
しばらくやっていないと、感覚が鈍るし、
始めるのが非常に億劫になる。

それを言ったら、外国語学習なんて、
正にスポーツそのものだ。
例えどんなに文法や単語を勉強しても、
自分の頭で考えて実践しなくちゃ
習得出来るもんじゃない。
多分日本語にとって、
全ての外国語は(少なくとも英語は)、
実際使用する口の筋肉が全く違うし、
脳みその使い方も違うから、
出来るだけ多く実用して慣れるしかない。
ここ10年、一応毎日英語を使っていてはいるが、
もし一ヶ月間でも全く使わなかったら、
恐らくすぐに忘れると思う。

スポーツそのものだって、
元々の身体能力だけでなく、
日々鍛えた持久力、精神力、
長年の経験に寄る咄嗟の判断力や
感覚等が、総合的にモノを言う。

どんなに才能があっても、
実践し続けなければ退化するし、
例え毎日続けても、
当然それだけで上達する訳ではない。
結局人間の生活は、
そんな物ばかりなんだとつくづく思う。

ただし、筋肉痛がない分、
本当のスポーツよりはずっと楽。




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by piyoyonyonyon | 2016-12-06 15:03

ルイン・ザ・ルイン

廃墟や遺跡のことを英語で「ruin」と言うが、
この単語が動詞の場合、「廃墟にする」、
従って「台無しにする」を意味する。

イングランドやウェールズが
「ブルタンニア」と呼ばれた
古代ローマ帝国の植民地だった時代、
ハンガリーのほぼ東半分は
「パンノニア」と言う名前の、
やはり古代ローマ帝国の植民地だった。

首都ブダペストにも、円型劇場を始め、
古代ローマの遺跡が点在している。

そこで、ハンガリーの友人が住んでいる、
セーケシュフェヘールヴァールと言う古都の周辺にも、
ローマ時代の遺跡があるはずだと思い、
尋ねたところ、写真を添付して来てくれた。

これが、中々規模の大きい立派な遺跡なのだが、
土台部分はコンクリートで
きっちり四角く塗り固め、
かつて石柱が立っていた箇所には
御丁寧に真新しいコンクリートの柱を建て並べ、
はっきり言って遺跡感台無し
廃墟好きを非常にガッカリさせる。
当時の様子が寄り良く想像出来る
と言う点では、人に寄っては
有り難いのかも知れない。

それでも、中国の万里の長城の修理よりは、
遥かにマシだけど。




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by piyoyonyonyon | 2016-12-04 15:05