儚き夢

「進撃の巨人」の放送を、
日本でリアル・タイムで見るのが夢だったが
(ちっちゃい夢…)、
実際見てみたら、番組の合間に、
ウザい安いアニメのCMばっかで、
イギリスで「crunchyroll」で見るほうが
ずっと良い、と言う事が分かった。



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# by piyoyonyonyon | 2017-07-06 15:05

義父の遺灰

義父のお葬式には出席出来なかったが、
イギリスに戻って来た直後、
夫や義母と一緒に、遺灰を受け取りには行った。
前にも書いたように、イギリスでは、
火葬の当日ではなく、
2週間以上経ってから遺灰を受け取る仕組み。

義父が荼毘にふされた火葬場は、
南ロンドンの古い墓地の真ん中に在る。
墓地自体が丘になっており、
火葬場は丁度その頂上に立っている。
義母は、またあの急な丘を
登らなければならないのかしらと心配したが
(一般駐車場は火葬場付近にないので)、
問い合わせると、遺灰は、墓地の入り口の
事務所で受け取れるとのこと。
足腰の痛む義母は、安堵した。

墓地の事務所へ行くと、
ある程度想像はしていたが、
儀式も何もなく、ただ業務的に、
義父の名前と日付け等の記入されたラベルが貼られた、
高さ30cm程度の緑色のポリ容器
(夫に言わせると園芸肥料を入れるような)を、
どーんと渡された。…これが義父の骨(灰)壷である。

凄く経済的なタイプを選んだからコレなのか?
とも思ったが、他に受け取りに来た人の
骨壷を見ても同じだった。

事務局のスタッフは、「袋に入れたほうが
持ち易いですよネ~」とか言って、
親切にもビニール袋に入れてくれた。

持ち上げて見ると、軽量のポリ容器のはずなのに、凄く重い。
夫は「棺の分の灰も入っているからだよ」と言うが、
もしかしてこれ、遺体まるごと一体分の灰なのか?

とにかく、それが義父の現在の
変わり果てた姿なのは確かで、私は涙が出た。

事務所で遺灰を受け取った後、夫が、
ここは古い墓地で結構興味深いと言って、
案内してくれることになった。
坂は急だし遺灰は重いから、
「母さんは、その老人(義父の遺灰のこと)と一緒に、
そこで待っていてくれ」と夫は言い、
墓地内のベンチで義母に待機して貰うことにした。

イギリスの古い墓地の常で、
ほとんど手入れされておらず、
非常に傾いた墓石が雑多に立ち、
その上樹木は鬱蒼と茂り、草はぼーぼーで、
即ゾンビ映画の撮影が出来そうな雰囲気だった。
中には、今にも転倒しそうな巨大墓石
(つまり当時は相当裕福だったのであろうが)も在り、
やはりイギリスの墓地は怖い場所だと思った。
イギリスも墓地不足が深刻で、値段は高騰し、
特に都市部では墓地を購入するのが非常に困難だと聞くのに、
こんなに無縁墓石を放置したままでは、
墓地の敷地を無駄にしているとしか思えない。

入り口近くには金持ちのマウソレウム(霊廟)が並び、
頂上の火葬場近くには、
崩れ落ちそうで立ち入り禁止になっている
カタコンベ(地下墓地)も在る墓地だ。

現在義父の遺灰は、自宅の使用していない部屋の、
本棚の合間に置いてある。
花や遺影が飾ってある訳ではなく、
本当にただポツンと置いてあるだけ。

義父は、毎日曜日に教会に通う、イギリスでも数少ない
(現在英国のキリスト教徒の一割だけだそうだ)
敬虔なキリスト教徒だったから、
お葬式も教会で行われたが、
その後、日本の初七日~四十九日
のような供養儀式は一切ない。

義父の遺灰は、行く行くは、
墓地内の共同散灰場に撒くことを検討している。




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# by piyoyonyonyon | 2017-07-05 15:06

このドラマのことはそれほど

帰国中に見続けていて、最終回が気になったドラマは、
藤原竜也主演の「リバース」と、
波瑠主演の「あなたのことはそれほど」、
略して「あなそれ」。

「あなそれ」は、波瑠演じる主人公「美都」の
夫役「涼太」を演じる東出昌大が、
「伝説の恐怖の夫・冬彦さん」を髣髴とさせる怪演!
と既に話題になっているから見始めた。

でも実際見てみると、冬彦さんとはまるで違う。
マザコン・メンヘラ冬彦さんには同情出来なかったが、
涼太は、相手が普通の奥さんでさえあれば、
妻のことを心底愛し、誠実で、料理が上手くて、
気が利いて、前向きで、稼ぎも良くて、
ほぼ理想的な夫のはずなのに、
単に相手がアバズレなばかりに、
どんどん狂気化して行くだけだ。
つまり、涼太自身には、
(女を見る目がない以外)落ち度はなかった。

一方主人公の美都は、
演じる波瑠自体を嫌いになる程のクズ女で、
占い通り「二番目に好きな人」と結婚して後悔する馬鹿だし、
中学生時代の恋愛を、20歳代後半になっても、
今だ一番だと思っているところがまたイタイ。
そもそもこいつ、涼太のことを、
「二番目」どころか全然好きじゃないよね~。

美都の不倫相手の有島も、
妻の妊娠中に不倫するゲス野郎で、
しかも美都を大して好きでもなく、邪険に扱う。
ある意味、クズとゲスでお似合い。

あ~、でも、こういう女って実際居そう。
何歳になっても、「良い人」では決して満足できず、
ダメンズにこそ惹かれる女。
…とか思いながら見ていた。

とにかく、このクズW不倫には、
同情もロマンスも全く感じられず、
返って涼太と、有島の妻・麗華が
どんどん恐ろしく変化して行くのを、
もっとやれー!エスカレートしろー!
と応援してしまっていた(笑)。
ついでに、涼太に片思いの同僚、
ゲイの小田原さんも応援していた。

それと、美都の母を演じる麻生裕未が、
結構強引なフケ作り(若作りの逆)でギャグっぽい。

私の姉は、この主人公には何一つ共感するところがない!と
プリプリ怒りながらも、ついついドラマを見続けた。
まあ結局なんだかんだ言っても、それほど面白かった。

「あなそれ」の最終回の内容は、
後からネットで大方知ったけど、
地味に怖い、しょこたん演じる「距離なし(自称)ママ友」が、
最後にどうなったのか気になる…。



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# by piyoyonyonyon | 2017-07-03 15:07

親の死に目

10年以上前、私が姉に、
結婚してイギリスに住むと告げた時、
姉は、おっかない顔をして、
「あんた、親の死に目にも会えなくなるよ!」と言った。
今までも私は、親に散々心配掛ける薄情な娘だったが、
確かにそれは相当な親不幸になるな…と、さすがに思った。

しかし、今回義父が急に亡くなった事を考えると、
例え子供達が近くに住んでいても、
ちょっとのタイミングの差で、
死に際に立ち会えないことはあるんだと実感した。

昨年は、義兄のお父さんが自宅で急死してしまい、
死後数日経ってから親戚の人に発見された。
お母さんは既に入院中だったから、
連絡を受けた義兄は、まさか父親のほうが
亡くなるとは、と耳を疑ったそうだ。

日本滞在中で義父の死後、
今度は私の友達のお母さんで、
父の友人の奥さんが、突如亡くなったと連絡を受けた。
旦那さんやお孫さんと一緒に農作業している最中、
たまたま二人がちょっと離れた僅かな間に、
クモ膜下出血で急死したそうだ。
旦那さんは、長年連れ添って来た妻なのに、
最期の別れの一言も言ってやれなかったと、
非常に落ち込んで泣いておられたらしい。

同じ国に住んでいても、
しかも近くや一緒に住んでいても、
必ずしも家族の死に目に会えるとは限らない。
そう考えると、もし私が自分の親の死に目に会えるとしたら、
それはもう奇跡に近いかも知れない。

まだまだ元気な両親だけど、
年齢的には、いつ体調が急変してもおかしくない。

これらの親世代の死を考えて、改めて実感したのは、
歳をとると、弱るのが非常に早く、
突然亡くなる場合も多いと言う事。
昨年愛猫とらじを失った時、
小さな動物は、あっという間に衰弱して、
身体機能が駄目になってしまうと痛感したが、
人間も、老いると同じなのだ。

私に出来る事は、可能な限り度々帰国して、
後何回残っているか分からない、
親に顔を見せることだけだと思う。



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# by piyoyonyonyon | 2017-07-02 15:01

短いようで長く感じた二ヶ月間

二ヶ月近く、イギリスに夫を残し、
日本に一時帰国していたが、
その間結構目まぐるしく様々な事が起きた。

私がイギリスを去った直後、
英国会庶民院は突如解散し、
急遽前倒し総選挙が行われることになったし、
マンチェスターでは悲惨なテロが起きた。
(更に、イギリスに帰る飛行機に乗っている間に、
もう一件ロンドンでテロが起きた)

個人的には、夫が転職した。
これは、私が帰国する直前に決定したことなのだが、
もしそうと知っていれば、
夫の生活が一変する落ち着かない時期には、
一緒に居てやるべきだったと思う。
それと、愛猫ポコが病気になり、
夫は獣医に連れて行った(…すぐに元気になったが)。

しかし、どんな事よりも一大事だったのは、
義父が亡くなったことだ。

私がイギリスを離れる時には、
義父は、心臓等の幾つかの不調はあるものの、
普通に家で生活していて、
まさかこんなに急に亡くなるとは思わなかった。

日本に到着してほんの数日後、
義父が癲癇のような発作を起こして、
数分間意識不明になったと、夫から連絡が入った。

すぐに近くの大学病院の緊急病棟に行ったが、
はっきりした原因は突き止められず、
多分老人性の癲癇だろうと言われて、
治療もなく、薬も渡されずに家に帰された。

しかし、その数日後も発作を繰り返すようになり、
精密検査の為に、その大学病院に入院することとなった。

癲癇の発作であれば、車の運転はもう出来ないので、
義父はひどく落ち込んでいた。

数人の医師が代わる代わる診療に当たったが、
原因は突き止められないまま、一週間ほど過ぎた。
脳波を調べたが、癲癇ではなかった。

結局、入院して一週間以上経った時に、
腎臓が全く機能していないことが判明した。
既に濾過されない毒素が体中の血液に混じり、
昨冬亡くなった愛猫とらじと同じ状態だった。
心臓も相当弱っており、余命数日と言われた。

義父は食べ物を全く受け付けなくなり、
意識も時々途切れる状態が続いたので、
夫の家族は付き切りで病院に待機していた。

しかし最期の日には、義父の意識ははっきりしていて、
スープやヨーグルトを口にし、家族と会話もし、
少し様態が安定して見えた。
それで、夫の家族は一時帰宅したのだが、
その僅かの間に、義父は大きな心臓発作を起こし、
危篤状態となった。
急遽病院から連絡を受け、家族全員駆け付けた時には、
家から車で数分程度の病院なのに、
義父は既に息絶えていた。
丁度、義父の妹である、夫の叔母の死から、
5ヵ月後のことだった。

前にも書いたが、イギリスでは、死亡から葬式まで
大抵2週間から20日程の間があるのだが、
私は葬式にすら出られなかった。
丁度ゴールデンウィークの飛行機の一番忙しい時期で、
例え空席が取れたとしても、チケット代が馬鹿高いからと、
夫が、予定を切り上げてまで、
急遽イギリスに帰って来る必要はないと言ったのだ。

義父は、生前あんなに私に親切にしてくれたのに、
私は最後のお別れも出来なかった。
日本であれば、信じられない薄情な嫁だが、
イギリスに戻って義母に謝ったら、
「何も謝ることはないのよ~」と暖かく迎えてくれた。

自分の夫が辛い多忙な時に、
側に居てやる事が出来なかったのも後ろめたい。

ただ、夫も夫の家族も、
6年前の義父の大きな心臓手術以来、
ある程度覚悟はしていたようで、寂しくはあるものの、
それ程ショックは大きくなかったようである。

それに、本当は夫は、最後の最後まで、
私と一緒に日本へ行くことを諦めなかった。
しかし、結局は日本へは行けず、
イギリスに残っていたことが、正解になった。
義父と最後の数日間を過ごせ、
死後の面倒な手続き等も含め、
義母を支える事が出来たのが、せめてもだと思う。

葬式にも出席しなかった私は、
義父がもうこの世に居ない事を
実感することが中々出来ない。
死後も、義父への日本のお土産は何にしよう?とか、
父の日のプレゼントは…などと
つい考えてしまっていた。

義父は、主張の少ない大人しい人だったが、
実直で責任感が強かった。
こんなに突然のお別れは寂しいが、
介護で家族にほとんど苦労を掛けることなく、
立派な最期だったとも言える。
旅立つ時は家族が立ち会えなかったけど、
幸せな一生だったと、皆確信している。
今となっては、義父の魂が
安らに眠っていることを祈るしかない。





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# by piyoyonyonyon | 2017-07-01 15:03

もてない男の臭い

近所のブックオフに行ったら、
コミックスのコーナーに、
20~30歳代の私服の男達が
ずらりと並んで立ち読みしていて、
何だが独特な匂いが立ち込めていた。

義兄に話したら、「それ凄く良く分かる!」と言った。

元々古本だから、それ程古くない本でも、
やはり多少黴臭さはあるものの、
こういった匂いには通常ある程度慣れるものである。
しかし其処では、その古本臭に加えて
陰鬱な男臭さが漂っていたのだ。

平日の午後一位に私服で漫画を
立ち読みしている訳だから、
大抵ニートとかフリーターと思われる。
彼等が放つのは、暑い季節でも背広を着て
通勤しきゃならないサラリーマンや、
部活&サークル後の男子中高大生とはまた違う、
言わば汗をかいていない非行動的な男臭さ。
もっと正直に言えば、
「いかにも彼女がいない男」達の臭いであった。




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# by piyoyonyonyon | 2017-05-19 15:08

一巻目で見放される漫画

最近イギリスでも、「進撃の巨人(英語版)」の
コミックスの中古本を
チャリティショップ等で時々見掛ける。

こんな面白い漫画をどうして手放すのか?
私なら朝食後も昼食直前も
(食事の前に巨人が人喰ってるとこ見るなよ…)
何度何度も読み返したくなるぞ?と思ったが、
もしかしてそれらの本の元持ち主は、
アニメとの絵の違いに
ショックを受けて手放したのかも。

何故そう考察するかと言えば、
中古本で売られているのは、
必ず最初の1、2巻目だけだからだ。

原作漫画の画力は、今でこそかなり向上したものの、
特に4巻あたりまでは、
お世辞にも凄く上手い絵とは言えないし、
更に登場人物の描き分けが曖昧なのは、
ファンの間では良く知られた話だ。
尚且つ原作漫画は、時系列がバラバラで、
回想部分が唐突に始まり話が分かりにくい。

最初に見るのなら、やっぱりアニメを薦める。
(決して実写映画ではなく)







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# by piyoyonyonyon | 2017-05-17 15:06

ぱ~の一族

姉が漫画「ポーの一族」の最新話を読んでいて、
「ポーの一族ではない、
別な吸血鬼の一族が(劇中に)登場した!」と驚いていた。
横で聞いていた私が、
「それってパーの一族?
それともピーの一族?
プーの一族?(林家)ペーの一族?」と尋ねたら、
姉は「おまえには
もう読ましてやんにゃい!」とブチ切れた。
…どの名もひどい。




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# by piyoyonyonyon | 2017-05-15 15:10

目を疑う

金曜日、NHKの「あさイチ」で
木村拓哉と言う人がゲスト出演していて、
キムタクと同姓同名の誰かが出ている…、
と思ったら、実はキムタク本人で目を疑った。

すっかりオッサン化(まあ年齢的は当然だが)、
おまけに変な頭!
ある意味、イノッチのほうがイケメンに見える。

しかし、キムタクと中々気付けなかったのは、
NHK仕様なのか、話し方がすっかり普通に
(良く言えばキチンと)なっちゃったせいもある。




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# by piyoyonyonyon | 2017-04-23 15:08

縁起でもない

新聞で氣志團の綾小路翔さんを見掛けて、
とっさに村上春樹を思い出した。
……何故?
そうか、「騎士団長殺し」。



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# by piyoyonyonyon | 2017-04-21 15:15