ほんのちょっとのタイミング

真冬に車で遠出した際、
グレーター・ロンドンの環状線である
高速道路M25号線を通った。

その時、前方に何やら不穏な煙が見える。
近付くにつれ、高速道路上から
上がっているのを確信した。
―――交通事故だ。
しかも、ついさっき起きたばかり。

パトカーや救急車が何台も、
どんどん前方に進んで行く。

数分後に現場を通過する際、一番右側の車線
(つまり日本同様に一番速度を出して良い)で、
10台位の玉突き事故になっているのが分かった。
中には、相当無茶なスピードを出していたらしく、
見事に横転した車もあり、
煙は其処から上がっていたようだ。

事故車の運転手、また同乗者は、
全員この寒空の中、しかもコート無しで、
事情徴収の為、路肩に集められており、
見るも気の毒だった。

更に、二車線目の我々の三台位前までの車5~6台が、
目撃者として、警察に止められていた。

事故が起きたばかりだった為、
返って事故渋滞に巻き込まれずに済んだ。
冬の日の短い時期だったので、移動時間のロスは痛い。
もしもうほんの少しだけ早かったら、
目撃者車両として足止めをくらっていたし、
更にもっと10分位早かったら、
事故そのものに巻き込まれていたかも知れない。
本当にラッキーだった。

念の為、その事故について帰宅後確認したら、
奇跡的に負傷者も死亡者もいなかったらしい。




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# by piyoyonyonyon | 2017-03-09 15:05

こんなドラマがあった「愛なんていらねえよ、夏」編

2002年 TBS系
最近あるウェブ記事で、「渡部篤郎イズムが
溢れ出るドラマ」と紹介されていた。
全くその通りで、渡部篤郎の為に作られたような、
ふざけた気に障るタイトルと共に、忘れ難いドラマ。

仲間の裏切りで多額の借金を負わされ、
命まで狙われるホストが(またホスト物か…)、
財産目当てで、盲目の資産家令嬢(広末)の
生き別れの兄になりすまし近付くストーリー。
だが、令嬢の孤独な心に触れるにつけ、
計画は徐々に狂って行く。

悪役が余りに似合い過ぎる渡部篤郎が好きで、
同僚と共に「渡部ワル郎」とか呼んでいた。
セリフを話す前に口がモゴモゴ動き過ぎ
(宇津井健もそうだったが)、
既に明らかに怪しく見える演技が玉にキズ。

藤原竜也が、後輩ホスト役でちょろちょろ出ていた。

カメラ・ワークが結構独特で面白かったが、
全体的にドロドロ暗く重いイメージで、
一般受けするメジャー路線ではなかった。

結局視聴率は低迷に終わったらしいが、
後に韓国でリメイクが作られるなど、
それなりにインパクトは大きかったようだ。




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# by piyoyonyonyon | 2017-03-07 15:05

日本の土葬

今はどうだか知らないけど、
私が子供の頃は、故郷付近の農村部では、
まだまだ土葬の風習が残っていた!

しかし、既に「今は火葬が当たり前」
と言う感覚で育っていたので、
それを知った時、「ひえ~」と思った。

違法じゃないのか?と疑ったが、
感染病で死亡したのでもない限り、
また幾つかの大都市等の自治体を除いては、
一応今でも認められているらしい。

火葬ではなく土葬にした理由は、
特に故人の強い希望だったとは思えず、
単に今までずっとそうして来たし、
埋葬する土地が十分あったから、
に他ならない気がする…。

元々釈迦が荼毘に付された為、
日本には火葬を受け入れる感覚の土台があった。
記録上日本で初めて火葬されたのは、
8世紀初めの僧の道昭と持統天皇。
その後、神道や儒教の影響、
または経済的な理由で(燃料費がバカにならない)
長い間火葬の習慣は廃れたが、
遺体保持の難しさ、衛生上、設備が整い合理的、
墓地不足などから、再び火葬の文化は根付いた。
現在、日本の火葬率は99%以上で、
世界でも断トツ一位の高さだそうな。




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# by piyoyonyonyon | 2017-03-05 15:11

日本の火葬場今昔

夫は、今年一月の叔母の死に伴い、
この年になって生まれて初めて葬儀に参加し、
火葬場を訪れたのも初めてだったが、
私が初めて火葬場に行ったのは、
伯母が亡くなった小学校2年生の時だった。

現在の故郷の火葬場は、郊外の山を切り開いて
設けられた広大な霊園の中にある、
大きく近代的な建物だ。
明るく清潔感があり、辛い遺族の心が
少しでも和らぐよう色々配慮されている。

職員は、皆これぞプロフェッショナル!と
言った感じで、きびきびと働きながらも、
非常に柔らかい物腰で丁寧に対応する。
忙しい上、人の死に直面している
気が滅入る仕事のはずなのに、
この礼儀正しい対応には頭が下がる。

火葬の煙は、貯水層を通すため出ず、
無煙・無臭・無公害らしい。
姉はそれを聞き、無煙焼肉と同じか?と言った。

しかし、伯母が亡くなった当時の火葬場は、
市の中心部から然程遠くない工業地帯にある、
既に相当古い建物で、現在ほど機能的でも清潔感もなく、
文字通り侘しい寂しい雰囲気が漂っていた。
煙突からは、煙がもうもうと上がった。

火葬炉は確か2炉しかなく、職員も2名程で、
丁度映画の「おくりびと」に登場する
火葬場に似ていた。

驚くべきことは、裏側から炉の中を
子供でも見学することが出来、
実際遺体が棺ごと燃えているのが見えた。
私より当然幼かった弟の記憶に寄ると、
伯母の遺体の脳みそが高温で沸騰し、
破裂しているのが見えたそうな…。

しかし、やはり子供にはショックが強過ぎて、
私は翌日熱を出し、悪夢にうなされた。

母が父親(私の祖父)を亡くした時は、
それより更に幼く、火葬場は昼尚薄暗く
薄汚い不気味な場所だったらしい。
終戦間際の燃料不足で、
設備も不十分だったせいか、火葬の火力は弱く、
焼かれた遺体は骨格標本のように
キチンと焼け残っていたそうだ。
おまけに当時の火葬場の職員と言うのが、
正直言って知的障害者か精神病患者のような人達で、
常にへらへら薄ら笑っていて、
幼心に非常に怖かったらしい。





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# by piyoyonyonyon | 2017-03-04 15:07

世界平和の為に

9歳の姪っ子は、
「もしあたしにスペシャル・パワーがあったら、
真っ先にトランプをコロス」と言っていた。

9歳で殺すとか言うなんて…、
ゲームのやり過ぎとちゃうか。

私が9歳児の時は、嫌いな政治家は居ても、
殺意を抱く政治家まではいなかったよ。
単に、そこまで酷いのが居なかっただけだが。




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# by piyoyonyonyon | 2017-03-02 15:05

こんなドラマがあった「夜に抱かれて」編

昔から、日本の現代ドラマに引き込まれることが余りなくて、
続けて見たシリーズは数える位しかない。
しかし、そんな私がそれだけ珍しく
興味を持って見続けた程だから、
結構今でも憶えている(何せ数える位しかない訳だからな)。
そう言った、何故か私の琴線に触れた、
ちょっと世間一般の好みや流行からは外れた、
異質かも知れないドラマに付いて、
ちょこっと記録してみたいと思う。
「そう言えば、こんなドラマあったね~」
とか、思い出して頂ければ幸いだ。

「夜に抱かれて」1994年 日本テレビ系
雇われママとホストの水商売物。主題歌は久保田利伸。
まず主人公が、大好きな岩下志麻と言うところに惹かれた。
そして、ヒガシと高嶋兄がも~ほ~と言う設定で、
ダブルに美味しかった(正確には高島兄が一方的にラブ)。
良くジャニーさんが許したな。
ついでに、山口達也もむっちり男性ストリッパー役で出演。
服部隆之の劇的過ぎる音楽が、最早コメディだった。




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# by piyoyonyonyon | 2017-03-01 21:02

遺体のホテル

イギリスの火葬が、死の2、3週後に
行われると知った時は驚いたが、
最近日本の新聞で、日本の大都市部でも、
火葬がそれ位後に行われることがあると聞いた。

今までは、日本では人が亡くなると、
法律で死亡診断後の24時間以内は火葬出来ないものの、
死後2、3日に荼毘に付されるのが普通だった。

ところが、東京のような大都市では、
この高齢化社会で、死者の数に、
火葬場の数が致命的に追い付けないらしい。
おまけに、日本は集骨の習慣・伝統があり、
一人分の火葬に時間が掛かる。
一つの炉で、一日3~4体が限界だそうな。

そうなると、死体には火葬の順番待ちしかないのだが、
集合住宅の多くが死体の保持を禁止しているし、
そもそも常温でそんなに長く保存出来る訳がない。
そんな需要の為に登場したのが、死者のホテル。
すなわち御遺体お預かり所だ。

機能・設備はホテルにも寄るようだが、
新聞で紹介されていたホテルは、
保管中、遺族から希望があれば、
棺が自動で個室に運び込まれ(…ベルトコンベア?)、
対面出来る仕組みらしい。
普段は、一括で冷蔵庫に保管しているのだろうか。

これからの時代、益々需要が高まる施設に思われるが、
いざ新築されるとなったら、
きっと近隣住民は反対するだろう。
それどころか、隣の雑居ビルかマンションが、
ある日突然遺体ホテルに改装されたら困る。
ところが現在は、それを規制する法律はないそうだ。




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# by piyoyonyonyon | 2017-02-27 15:05

イギリスの埋葬法

厳格なキリスト教徒ユダヤ教徒、
イスラム教徒等の宗教的理由から、または
太り過ぎて遺体が火葬炉に入らない場合を除き、
イギリスでも埋葬法は今やほとんど火葬だ。
その率70%以上と、欧米では破格の高さらしい。
因みに、カソリック国ハンガリーでも、
今は土葬と火葬が半々だそうな。
墓地不足は、多くの国で深刻だから。

火葬場は、英語で「crematorium」と呼ばれる。
地図に火葬場マークが掲載されているので
確認してみたら、大都市を除き、
大体50km毎に一箇所と言った具合か。

イギリスの火葬場は、大抵葬儀場も兼ねている。
イギリスのドラマ内で見掛ける葬式は、
大抵教会で行われるが、実際には
それは毎週日曜日教会に通うような
余程熱心なキリスト教徒に限ったことで、
現代なら、この火葬場付属の礼拝堂で
行われるのが普通らしい。

驚きなのは、葬儀、及び火葬が、
死亡の2~3週間後に行われること。
夫の叔母の葬儀も、死後22日目に行われた。
日本と比べると、ただでさえ家族を失って
ショックで辛い、そんな中葬儀の予定を
組まねばならない遺族にとって、
この余裕ある日程はせめてものように思える。

しかし、死後2~3週間って、例え冬でも
死体傷んじゃうだろうと心配するが、
「mortuary」と呼ばれる大規模な死体安置所が
大抵病院内か付近に設けられ、火葬まで保存されるそうだ。
その間、冷蔵か冷凍かエンバーミングされるのかは不明。
とにかく、遺体が自宅に戻って来ることは、
現代はまずないらしい。

また、日本と異なる点は、「遺骨」ではなく、
形の全く残らない「遺灰」になること。
多分火葬炉の火力自体が、
日本のより遥かに強い仕組みなんだろう。
当然、日本のように家族が骨拾いをする習慣はない。

遺体の収まった棺は、最終的に職員に寄って
カーテンの奥に運び込まれれば、
もうそれ切り見ることはない。
日本と違って、遺族・参列者が、
遺体の炉に入って行く様子を見送るどころか、
火葬炉自体を目撃することはない。
火葬炉は、地下に設置されているらしい。
そして火葬後を待つ必要もないから、
そこで葬儀は終了。全員火葬場を去る。
後は、参列者で軽い食事会をするだけ。
遺灰は当日ではなく、多分数日後に受け取るようだ。

墓地は、日本同様に不足していて高い。
共同墓地(cemetery)と
教会の墓地(church yard)があるが、
教会に埋葬が許されるのは当然信者だけ。
しかし、元々「遺灰」なので、
現在は散骨(散灰だけど)も一般的らしい。
個人の意思にも寄るが、
火葬場の敷地には散骨専用の場が設けられ、
その場合遺族は、記念碑を置いたり、
記念の植物を植える。
また海や湖や川、丘の上なども人気。
散骨場所に、特に法的な規制はないらしい。




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# by piyoyonyonyon | 2017-02-26 15:03

叔母さんの一生

今年の初め、夫の叔母が亡くなった。
長年英中部ノッティンガムに住んでいたが、
夫の父親の妹なので、マレーシア系の華僑だ。

両親ともイギリス出身ではない私の夫にとって、
この叔母さんは、最も、と言うか唯一身近な親戚、
しかも毎年クリスマスを一緒に過ごす程の、
家族同然の親しい存在だった。

叔母は長年アルツハイマーを患っており、
年末から昏睡状態だと聞いていたので、
もう長くはないだろうと予め知らされていた。
アルツハイマーは、初めに脳の
記憶や思考や感情等の知能・精神を破壊し、
徐々に身体機能を司る部分も破壊して行く。

私が初めて叔母さんに出会った約10年前には、
実は既にアルツハイマーを発症しており、
しかし未だ診断はされていなかった為、
その突飛な言動に困惑し、非常に疲労したものだ。
その直後に叔母さんの家に一泊した体験が、
後にトラウマになる位、
私のノッティガム行きを億劫にさせた。

当時叔母さんは未だ60歳代で、
その上小柄で髪の毛も未だ黒々とし、
実年齢よりもずっと若く見えたから、
まさか認知症だとは疑えなかった。
とうとうそれと判明した時には、
家族も親戚も一層ショックだったのに違いない。

叔母さんは、真の苦労人だった。
マレーシアで、4人きょうだいの末っ子として生まれた。
元来頭は非常に良かったが(義父の姉妹は皆そのようだ)、
女子には教育は必要がないと言う中国人の伝統で、
中学校までしか出ていない。

かなり若い頃に、イギリスの軍人と結婚し、
駐屯地のキプロスやドイツでの新婚生活を経て、
最終的に夫の母国の英国に移り住んだ。
既に兄(私の義父)が英国に留学していると言う、
心強い支えがあったから、
英国人との結婚にも然程躊躇なかったのかも知れない。

しかし、丁度次男が生まれる前後に、
その英国人の夫は、他に女が出来て、
妻子を捨てて去って行った。
ほとんど「蒸発」したらしい。
軍人には、こんな女癖の悪い男が多いと聞くが、
正にゲス不倫と言うやつだ。
その後、離婚した夫からは、
慰謝料・子供の養育費も一切貰っていないどころか、
一度も会うことも、音沙汰すらなかったようだ。
(この元夫は、真正のロクデナシだったらしく、
その後も女を何度かとっ替え、
結果、叔母さんの息子達には、
実は異母きょうだいが結構沢山居るそうな)

叔母さんは、離婚後も子供達の為に、
英国に残らざるを得なかったようだ。
とは言え、女手一つで二人の幼子を養い、
しかも外国で生き抜くことは、
今でさえ並大抵のことではない。
彼女は、日中は縫製工場、夜間はウェトレスや
ホテルのメイドと、文字通り昼も夜も働いた。
どれも英国では最低賃金クラスの仕事だが、
学歴も特別な職業技術もない外国人にとっては、
それしか選択がなかった。
だが叔母さんは、生来聡明で、
底抜けに明るい性格だった。
愚痴や弱音を吐いたのを見たことがない、
と私の夫は振り返る。

叔母さんの並ならぬ苦労のお陰で、
息子は二人とも大学を卒業し、
社会的に成功していると言える職業に就き、
それぞれ結婚して子供を持ち、
現在は大きな家に住み、比較的裕福に暮らしている。

叔母さん自身も、ノッティンガム市内に
庭付きの家を所有していた。
しかし、これからいよいよ悠々自適に
余生を楽しみ始めたばかりと言う時に、
アルツハイマーを発症した。

最後の5、6年間は、叔母さんは、
老人特別介護施設で暮らしていた。
それまでには、誰一人憶えておらず、
自分の息子ですら認識出来なくなり、
言葉も話せず、意思も全く通じなかった。
最早、多少動いて声を発するものの、
まるで植物のようだった。

こんなに散々苦労して来た叔母さんが、
割と早くから認知症に掛かるとは、
運命ってなんて残酷なんだろうと痛感する。
今はただ、安らかに魂が
眠っていることを祈るばかりだ。




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# by piyoyonyonyon | 2017-02-24 15:05

イギリスの店舗

イギリスに来て見て、なんかこの国、
ヨーロッパの他の国と比べても
顕著に汚ならしい!と思ったのは、
ゴミだらけだから、だけじゃない。

商店が汚い、だらしない、と感じたからだ。
しかしそれは、あくまで店舗側が
怠惰で不潔にしている訳ではない。

例えば衣料チェーン店では、
客がハンガーから商品を落としても拾わないので、
床が服塗れ&服が踏まれてドロ塗れ
なんてことも珍しくない。
おまけに、客が試着で
化粧が付くのを注意することもないから、
商品がファンデーションや
口紅べったりだったりする。

スーパーマーケットの砂糖売り場では、
大抵砂糖が毀れて床がザラザラ。
卵売り場では、誰かが卵を壊すので
しょっちゅう床がぺったぺた。
客には、キャンセルしたい商品を
元の売り場に戻す習慣がないから、
色が見事に変色して腐り掛けた肉のパックが、
パンの売り場に、溶けたアイスクリームが
缶詰の売り場に並んでいたりする。

つまり、客のマナーが全般的に悪い。
世間一般では、こんな状態を
「民度が低い」と呼ぶのではないか。

また、イギリスには、
恐ろしく軽薄なセンスの衣料や、
迫力の趣味の悪さの装飾品
(金プラの巨大な仏像やドラゴン等)や
見事な安物日用品ばかりが並ぶ、
足を踏み入れる気にすらなれない、
怪しいみすぼらしい商店が多いことも、
正直言って町全体の景観を損ねている。

そう言う店は、大抵無愛想な中近東人が店主で、
決まって店の入り口付近では、
チャラい感じの若者(やはり中東系)が
スマホ・ケースやスマホ備品を売っている。
そんな店を、余りにも多くイギリス中で見掛け、
一体どうやって生き残っているのか謎である。




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# by piyoyonyonyon | 2017-02-22 15:05