時空を超えた漫画

夫は最近、インターネットで
「ブラック・ジャック」のアニメを見ている。
この作品は、今までも何度かアニメ化・ドラマ化
されて来ていると思うのだが、
今回のは、かなり原作に忠実な絵柄。
中々画面は綺麗で、CGも使われていて、
アニメ自体は新しいようだ。

その中で、今やブラック・ジャック先生は、
パソコンも携帯も使うのが、何だか違和感無くもないが、
登場する小学生が足に履いているのは、
スポーツ・ブランドのハイテク・スニーカー風ではなく、
原作通り昔ながらの「児童運動靴」だったりする。
写楽やレオやメルモちゃんなど、手塚キャラ総出演。
私が子供の頃は、原作の生々しい切開部分のドアップを
「うげ~」と思いながら見ていたものだが、
テレビ番組の規制なのか、登場一切ナシ!
血の一滴すりゃ出て来ない(笑)。
「あのターヘルアナトミアな手術シーンがなきゃ、
ブラック・ジャックじゃない」と怒る人もいるだろう。

「これは最近のアニメのようだけど、
絵柄はかなり漫画通りだよ」と夫に言ったら、
「じゃあ漫画は1950年代の作品?」と聞く。
「いや、70年代とか80年だと思う」と言うと、
「え? だってAstro Boy(鉄腕アトム)は
元々50年代の漫画だろ?? その頃と
絵柄がちっとも変わらないじゃないか」と驚いていた。
確かに、その頃としても古風な絵柄と言っちゃあそうだけど、
それが手塚先生のスタイルなんだし、
「漫画の神様」と呼ばれる別格として、
当時から誰も特に気にしていなかったように憶えている。

そう言えば、美内すずえの「ガラスの仮面」も、
30年以上前の連載開始当初から
絵柄はほとんど変わっていない。
「あれはそういう(時空を超えた)特別な漫画」として、
誰も特にがツッ込まないのに違いない。
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by piyoyonyonyon | 2013-01-24 15:18


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