ハメ外し過ぎ

イギリスの結婚式…と言うか、
それに伴う一般的なイベントに、
「hen night」 「stag night」と言うのがある。
同性の気心知れた友達だけで、
独身最後の夜を楽しむパーティで、
花嫁側は「hen(雌鳥)night」と呼ばれ、
花婿側のほうは「stag(雄鶏)night」と言う。
内容は、その名の通りニワトリのごとく、
パブやナイトクラブでひたすら飲んだくれて
バカ騒ぎすると言うもの。
基本的に結婚式の前日に行われるから、
参加者どころか、主役の新郎新婦そのものが、
飲み過ぎた二日酔いのヘロヘロ状態で
結婚式に出席するのも、そう珍しくないそうだ。
結婚式を、人生の最重要な日の一つで、
ある程度神聖で儀式的だと考える日本人にとっては
(いや、イギリス人だってそう考えていると思うけど)、
そもそも、それでは招待客に対しても大変失礼だし、
全く理解出来ない現象である。

男性側のパーティの場合、女性側より更に派手で、
ストリッパーを呼んだり
(今時は女も男性ストリッパーを呼ぶかも知れないが)、
わざわざ男友達数人で海外遠征を行う場合もある。
海外へ行く目的は、ずばり買春ツアー…。

数年前までは、お隣アイルランドのダブリンや、
オランダのアムステルダムが、その代表的な目的地だった。
何せアムステルダムには、
合法売春地域や合法麻薬があるから。

しかし現在は、その人気はチェコのプラハに移ったらしい。
イギリス人のstag nightの需要のお陰で、
今やプラハは「ヨーロッパの売春の首都」となった。
売春と麻薬と犯罪組織は、
場所を問わず切っても切れない深い関係なので、
現在のプラハの治安は大変悪化しているそうな…。
日中は余り問題ないが、金土の夜は要注意とのこと。

私の知人には、そういうhen nightやstag nightで
羽目を外すような人間はいないので、
実際イギリスに住んでいても中々実感は沸かないが、
私の好きな美しい中欧の古都が、
こういうイギリス人のバカ男達
(&チェコの経済の低迷)のせいで、
すっかり変わってしまったのは
紛れもない悲しい事実らしい…。
まあ、一時日本人(だけではないが)に寄る、
タイの買春ツアーが流行ったとのと似ているか。

そして、この買春ツアーで、
麻薬の害に巻き込まれたり、
怖~いマフィアに目を付けられたり、
性病やHIVウィルスを拾って来て、早速新妻に感染させ、
結婚生活を台無しにする男も当然多いそうだ。
多分、結婚直前につい羽目を外した訳ではなく、
元々その程度の人間なのだと思うが、
…一体何の為に結婚するんだろうね??この人達。
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by piyoyonyonyon | 2014-01-23 15:04


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