デブ税

イギリスで前々から挙がっていた、
糖分・脂質の多い食品等、
国民の不健康を増長する食品に課せられる税金、
通称「肥満税」導入が、本格的に動き出しそうだ。
ハンガリーでは、既に導入しているらしい。

何せ、1980年代には5人に1人だった肥満が、
2000年代からは3人に1人になった。
このイギリスで言う「肥満」には、
「ちょっと背中のはみ肉が気になりだしたワ」と言った、
日本のLサイズ程度のものは含まれない。
その深刻さは、モチロン欧州一。
限りなく肥満大国アメリカに近付きつつあり、
日本とは比較にならない。
何気に街等を歩いていても、
「医者から胃の切除手術を言い渡されるクラス」の人を、
なんて多く見掛けることか。

夫は、不健康な食品は、課税ではなく
もはや発禁にすべきだと言っている。
ジャンクフードやファーストフード、
子供向けの甘いシリアル類、
炭酸入りソフトドリンクはその筆頭。
しかし、脂肪分ゼロと謳った一見健康食品でも、
実は味の改善の為に、糖分は普通より多く
使用している場合もあるので、
ほんとうにこういうのは、
典型的な利益主義の化かし合いの繰り返しだ。

私は、イギリスの食品のみならず、
衣料の価格も見直すべきだと考える。
現在イギリスの成人女性向け衣料は、
大抵の大手チェーン店で、
サイズ8から20まで揃っている。

日本のMサイズは、この内
8~10(注:偶数しか存在しない)に相当すると思う。
日本の衣料店では、年配者向けか
大きなサイズの専門店でもない限り、
ほとんどMサイズしか存在しないから
(それでも昔よりは通販&オンライン・ショップ等で
大きなサイズが手に入り易くなったようだが)、
多くの女性が、お洒落を楽しみ続ける為には、
自分の体が、少なくともMサイズより
大きくならないよう必死に努める。

一方イギリスでは、どのデザインの服でも、
日本の4L以上に相当する大きなサイズが、
普通に売られている上、値段は全サイズ同じである。
サイズ20の服と言えば、
材料はサイズ8の2倍使っていると思われるのに、
「太っている人を差別してはいけない」と言う、
またまた奇妙な平等原理主義的な法律により、
大きなサイズでも同じ値段に
設定しなければならないのだ。
(子供服は、同じデザインでも
対象年齢が高いと値段が高くなるのにね)

サイズ14~16程度の人が、
モードな服を着こなして、
颯爽と歩いているのを多く見掛けるのは、
お洒落な人が世の中に多いに越したことはないので、
良いことだと思うが、
サイズ20以上になると、
もはやお洒落を楽しむ体型ではなく、
本当に医学的にもマズイと思う…。

大きなサイズを無くせ、とは言わないから、
値段を高くしても良いんじゃないかな。
そうすれば、不健康な食生活を見直し、
本気で減量に取り組むイギリス人が、
もう少しは増えるだろうに。
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by piyoyonyonyon | 2014-01-27 15:03


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