その手を離さないで

駐車場で、ヨチヨチ歩きの幼児が車に引かれて死亡する。
日本でもイギリスでも世界中の何処でも、
度々耳にする痛ましいニュースだ。
勿論亡くなった子供も可哀想だが、
この場合大抵運転手のほうにも落ち度はなく、
彼らにも非常に同情する。
駐車場だから、車はスピードを出していないはずだし、
中には、自宅の車庫近辺で、家族の運転する車に寄って、
幼児が轢き殺される事故も珍しくない。

背が低くて運転席から見えない上、
子供は全く予想できない行動を取る。
でも交通事故に遭った場合、
必ず運転手の責任となる。

以前、フリーマーケット会場の牧草地で、
買い物に夢中になっている父親が目と手を離した隙に、
一歳半程度の乳幼児が、何を思ったのか、
走って来たトラックに向かって、一人でトコトコ歩いて行った。
トラックは、フリマ会場内なのでノロノロ運転な上、
幸運なことに、運転手が幼児に気付いて止まったが、
それでも幼児は歩くのを止めず、
自分から勝手に停車しているトラックに突進して、
ぶつかって転んでうわーんと泣いた。
大事には至らなかったが、
父親が気が付いて焦って追い掛けた時には、既に遅し。

こういう事件を聞く度に、
車の通る可能性が少しでもある場所で、
何故そんな小さな子供の手を
離すのだろう??と非常に不思議に思う。
絶対に離してはいけない。
いや、手を繋いだだけでは十分じゃないし、
車の通る場所だけが、子供にとって危険な訳ではない。

義妹夫婦は、このリスクを考えて、
娘(私の姪)が3歳位になるまでは、
公道では必ずハーネスを付けて歩かせていた。
義両親の家から駐車場までの、
たった数メートルの距離でもだ。

こう言った幼児用のハーネスに、
ペットみたいでイヤと抵抗を感じる人も居るが、
背に腹、子供の安全には換えられない。
(一応見た目がペット用ハーネスっぽくないよう、
リュックに付いたタイプも売られている)
確かに、公道は子供にとって危険だらけだ。
迷子になられても困る。
でもハーネスは嫌だからと言って、
子供が3、4歳になっても、
ベビーカーに乗せている親は、ただの怠慢だ。
(イギリスでは普通に良く見掛けるが)

昨年南ロンドンで、ひどい強風の日に、
母親が三歳の娘をベビーカーに乗せて外出し、
一瞬手を離した隙に、ベビーカーが強風で
交通量の多い自動車道の中央に吹き飛ばされて、
当然走っていた車に跳ね飛ばされ、
中の三歳児が死亡すると言う事件があった。
その運転手は業務上過失で逮捕されたが、
突然目の前にベビーカーが吹き飛ばされて来るなどと、
予想できる運転手が、はたして居るだろうか??
例えベビーカーに乗せていようとも、
リスク管理能力の低い親は、我が子を危険に晒す。
心の底から、その逮捕された運転手を気の毒に思う。
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by piyoyonyonyon | 2014-03-29 15:06


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