アンティークの価値

最近は、日本の骨董品の価値が
落ち付いて来ている代わりに、
中国の骨董品の値がうなぎ登りと言うのを、
先日古物番組で聞いていた際、
「中国の成金が買い占めているからでねーの?」
と夫と笑って話していたのだが、
その後ニュースを見たら、本当にそうらしい。
中国とロシアの成金が、世界的に
オークションの値を吊り上げているらしいのだ。

何せ成金だから、値段が高くなると、
余計価値があると信じて更にやっきになるので、
益々値が上がるのかも知れない。
オークションとは、そういうものだ。

特に中国人は、自国の品に固執するようだ。
海外の博物館へ行っても、
中国の観光客は中国の展示品しか見ないと聞くが、
アンティークの場合、
文化大革命でマオが骨董品をぶっ壊し捲くり、
中国本土には余り残っていないと言う理由もあるらしい。

ある日、古物オークション番組を見ていたら、
何故かやたら中国人の入札者が多い
地方のオークション会場が登場し、
中国の古い陶器の壷が競りに掛けられると、
見る見るうちに値が上がって、
鑑定士の予想を遥かに超えた値で落札された。
それは、良くある極彩色の磁器ではなく、
中国の昔の農民の、素朴で地味なアースウェアで、
実際イギリスで見掛けるのは珍しく、
悪い品物ではなかった。

どんなに価値が高いと言われる骨董品でも、
オークションなので、欲しい人が二人以上いる場合のみ
値段が上がる仕組みで、これは本当に時の運だと思う。
私がテレビの古物オークション番組で見た、
高値で落札されたスージー・クーパーのデコ期のコーヒーセットも、
実は日本人の入札者が数人競っていた
(インターネット参加もあるので、
会場を見渡しただけでは分からない)のかも知れない。

どちらにせよ、そういった値段に惑わされることなく、
自分が良い、好き、使いたいと思ったものに
自信を持って、選びたいと心掛けている。
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by piyoyonyonyon | 2014-07-10 15:10


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