英国大ヒットTVドラマ

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「Downton Abbey ダウントン・アビー」の
第五シーズンが、9月に始まった。
このドラマは、日本のNHKでも放送されたので
(もうじき第二シーズンも放送されるらしい)、
今更説明するまでもないが、
イギリスでは、カレンダーが発売されたり、
設定時代のデコ期のファッションが注目されたり、
撮影地を巡るツアーまで組まれる程の、
大ヒット・コスチューム・ドラマである。
日本でも昔、「おしん」ツアーと言うのが
あったそうですね…。

私の場合、欠かさず見ている訳ではなく、
義母が好きなので、付き合いで時々見る程度。

日本語版には、「華麗なる英国貴族の館」
とのサブタイトルが付き、
圧倒するように豪華な屋敷(実際には城)、
贅を尽くしたインテリア、
20世紀初頭の優雅な衣装や宝飾品には、
確かにうっとりする視聴者も少なくないだろう。

しかし、これが本当に面白いドラマか?と聞かれると、
魅惑のアンティークの数々が登場するのにも関わらず、
正直言って、私はいつも見ていて飽きてしまう。
百年前の上流階級に置き換えただけで、
描かれるドメスティックなゴタゴタは、
ソープドラマと大して変わらないからだ。
その上、民放局ならではの安っぽさが漂う。
更に、CMも含めて一時間半枠なのが長過ぎる。

巨大な屋敷の中で繰り広げられるのは、
貴族一家のハイソな愛憎劇だけでなく、
階級を縦割りにして、
使用人をも均一に描写している点は興味深い。
この使用人達の中にも、
主一族を直接お世話する執事や家政婦長、侍女クラスと、
表舞台に出る機会はほとんどない、
厨房等で活躍する下働きクラスがある。

ただしこれは、夫に寄れば、
英国で70年代にヒットした
「Upstairs & Downstairs 上階と下階」と言う時代劇の
焼き回しに過ぎないそうだ。

丁度この第五シーズンが始まる前に、
BBCで「The Village」と呼ばれるドラマの
第二シーズンが放送されていた。
ほぼ同じ時代、同じ北イングランドの田舎を舞台にし、
貴族の館を含む村民を描いたドラマだったので、
どうしても被ってしまうが
(ついでに、貴族令嬢が望まれない子を産んで、
子を取り上げられると言う設定も似ていた)、
こちらのほうが、人間描写が深くて、
話的には余程面白かった。
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by piyoyonyonyon | 2014-10-12 15:05


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