嘆かわしい新習慣

昨年辺りから、イギリスでも
「ブラック・フライデイ」と言う、
セールの習慣を取り入れる店舗が多くなった。
一番人気商品は、テレビ等の家電。

これは、アメリカの伝統で、
収穫感謝祭(Thanksgiving Day)終了後の金曜日に、
大安売りをするというもの。
セールに押し寄せる客の車の混雑で、
道路の大気汚染がひどく、黒く霞む程だから、
「ブラック」と呼ぶらしい。

元々イギリスでは、
クリスマスの翌日の「ボクシング・デイ」に、
日本の正月の初売りのような大安売りの伝統があり、
そもそも感謝祭自体を祝わない。
クリスマス前のこの時期とは言えば、
本来は商業の一番の稼ぎ時であったが、
ここ数年はそれも振るわなくなり、
クリスマス前にセールを行う店も多くなった。
多分、スーパー等がそれに便乗して、
ブラック・フライデイを取り入れたのだろう。

当日&翌日のテレビのニュースで、
このブラック・フライデイの店舗の様子を
何度も放送していたのだが、
開店(24時間オープンのスーパーでは0時)に合わせて
大量の客が入り口に並び、
開扉と同時に文字通り店内に雪崩落ち、
倒れた人を踏み潰して、
怒涛のように家電売り場を目指す。
この人々が、どう見ても頭とガラの悪そうな人達ばかりで
(パチンコ屋に朝一で並ぶ人の雰囲気に似ているかも)、
行動も見た目を裏切らず、
大きな液晶テレビの箱を奪い合い、
叫び、罵り合い、取っ組み合いをすると言う始末だ。
セールと言うよりは、最早暴動に近い。

人混みに絶対近付きたくない私にとっては、
関係ないと言っちゃあその通りだが、
もうこの映像を見ただけでも、
人間の浅ましさにウンザリして、
一発で簡単にイギリスが嫌いになれる。
アメリカ本国でも、こんなに嘆かわしい状態
なのかは知らないけれど(多分そうだとは思うが)、
ハロウィーンにしろ、高校卒業のプロムにしろ、
アメリカから入ってくる習慣には、
ロクなものがないような…。
もっとも、そういうアメリカに
簡単に影響されるイギリス人が、
知的レベルの低い層なんだろう。
いっそ本当に怪我人でも出て、
廃れれば良いのにと思っている。

電子レンジやフライヤー(電気揚げ物鍋)を
一人で二つも買う必要はないだろと思うが、
どうやらネット・オークション等で転売して
利益を得るのが目的らしい。
幾ら安かろうと、
何度床に叩き付けられたか分からない
すこぶる怪しい商品を素人から買う馬鹿が、
一体いるんだろうか?とも思うが
(フリマのほうがマシっぽい)、
…やっぱりいるんだろうな。
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by piyoyonyonyon | 2014-12-02 15:07


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