イギリス化する少年犯罪

川崎の中一少年殺害のニュースを聞いた時、
丁度ロンドンでも、未成年者の未成年者に寄る、
似たような殺人事件が起きていたこともあり、
直感的に何だかイギリスみたいな事件だな…と思った。

そして、知れば知るほどイギリス的だと感じる。
事件が起きた場所は、低所得者の多く住む、
ヤ印さんや不良少年の溜り場の、
昔から相当ガラの悪い地域らしい。
そういう場所が今だ日本に存在することは、
恥かしながらちゃんと認識していなかった。
しかし、イギリスになら履いて捨てる程ある。
私が知る限りでも(南ロンドンだけだが)、
ブリクストン、エレファント&キャッスル、
ペッカム、ルイシャム、クロイドン…と、
挙げ出したら切りがない。
そして、この手の事件が起きるのは、
決まってそういう評判の良くない街だ。

それらイギリスの治安の悪い地域は、
失業率、低所得、無知・無学・無教養、
片親家庭、移民の多さなどと、
切っても切れない関係にある。
被害者の少年の家は母子家庭だし、
主犯格の少年の母親はアジア系外国人で、
更に異父姉妹が居るらしいので、
そんな背景にもイギリスに近いものを感じる。

念の為、母子家庭だから、親が外国人だから、
子供が必ず非行に走るとは言えないが、
少なくともイギリスでは、
その確率が高くなることは否めない。
勿論その要因には、周囲の差別や偏見もある。

私はイギリス(と日本)しか知らないので、
一応「イギリス化」と題しているものの、
これらは多分ヨーロッパ共通だと思う。
貧困が犯罪と直結するのは、こちらでは常識だ。
更に離婚が増えて家庭環境が複雑になり、
外国人労働者が増えると、
社会が欧米に近くなりつつある。

今だ「やんき~」とか暴走族が
存在すること自体もショックだったが、
この地域の不良少年達は、
イスラム国を真似て、自らを「川崎国」と名乗り、
SNSを利用して暴徒組織化し、
実際暴力団と密着する連中も少なくないらしいから、
最早ギャングやテロリスト集団と呼ぶべきだ。

こういう未成年同士の抗争・暴力・殺傷事件は、
正直昔から日本でも度々起きて来た。
80年代のやんき~全盛期には、特に多かったことだろう。
でも、今回一番気味が悪いのは、17、8歳にもなって、
13歳の少年を逆恨みして嬲り殺しにした、
まるで精神未発達の不具者のような、極めて幼稚な残虐性だ。
13歳と18歳と言ったら、ほとんど子供と大人の差で、
当然33歳と38歳の差とは全く違う。
普通に考えたら、まともに相手にするのは滑稽な年の差だ。

被害者の少年や遺族には本当に気の毒だが、
こうやって日本で大きく取り上げられていることが、
未だせめてもの救いだと思う。
犯罪の根底にある、貧困や治安の悪さ、
無法&野獣化する青少年、親の放任・無責任、
学校や周囲の大人、環境の無関心等は、
今やイギリス社会では当たり前過ぎて、
手の施しようがない段階で、
とりわけ問題視されることすらない。
この手の未成年同士の殺人事件は、
イギリスでは「またか」と思う程多くて、
最早ほとんど地方のニュースでしか報道されない。
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by piyoyonyonyon | 2015-03-06 15:07


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