イギリスの出口

EU離脱か残留を問う国民投票まで、
あと一ヶ月を切った。
が、英国民にしてみれば、
余りに早くから盛り上がり過ぎて、
「え?未だ投票まで2週間以上もあるの?」と
言う白けた空気が漂っているように見える。

夫に言わせると、離脱派も残留派の政治家も、
余りにも票集めに(プライド無く)必死で、
頭悪い有権者をターゲットにしたような子供騙しの、
都合の良い甘いことや脅すような内容を並べて、
ウソツキばかりで、どちらも信用出来ず、
国民は既に飽き飽きしていてるらしい。
実際には、投票に行かない人が
続出するのでは、との予想だ。

離脱と残留の支持率は、
今だ五分五分と言うことに一応なっているが、
その矢先にも、EU内からの移民が
(返って離脱するんじゃないかと焦って)急増し、
最高数を記録しているとか、
ドイツでも、多くの国民が
EUを離脱したがっている等のニュースが流れ、
離脱派優勢に追い討ちを掛けているように思える。

実際EU内から既にイギリスに移住した人に
インタビューすると、大抵は
「自分と自分の家族、親戚一同は、
もう英国で豊かな生活を手に入れられたから、
イギリスがこれ以上貧しくならないよう、
今後は移民は増えないで欲しい」と答え、
EU内から移民でさえ、離脱支持派で驚く。
いや、単に率直過ぎるだけで、
自分達さえ良ければと言うのは当然のことか…。
とにかくEU内からの移民は、
この程度の人間が多いようだから、
益々離脱派が躍起になるのも無理はない。

とは言え、やはりマスメディアや専門家からは、
離脱した場合の経済デメリットばかりが耳に入り、
離脱のメリットは第三者からは全く聞かれない。
 
他国は、口を揃えて、
「EUを去った英国には最早価値がない」
ようなことを言う。

決定的な離脱派の欠点は、
ナイジェル・ファラージュやボリス・ジョンソンなど、
バカが多いと言う点である。
ドナルド・トランプも、英国のEU離脱を支持している。

前ロンドン市長ボリス・ジョンソンは、
今までは単なるおちゃらけた(自転車に乗った)ゴリラだったが、
彼がキャメロン首相を裏切って離脱派に回って以来、
トランプ並みのヤなヤツになった。

それに対し、元首相ジョン・メージャーが
先日オックスフォード大で行った
EU残留を訴える演説は、夫に言わせると、
非常に知的で理路整然として、かつ分かり易く、
それを聞くだけで残留を信用してしまいそうな程
逸品の演説だったそうだ。

例え投票で離脱が選ばれたとしても、
恐らくEUは、あらゆる制裁(脅迫)で
イギリスの離脱を食い止めようとするから、
実際にはそう簡単には離脱出来まい。
それでも無理矢理離脱すれば、
本当に大貧乏国になる、とは確信出来る。
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by piyoyonyonyon | 2016-06-07 15:07


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