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産まない選択

数ヶ月前、雑誌のインタビューで、
女優の山口智子が、
「子供の居ない人生を選び、
そのことで全く悔いがない」と発言したことが、
随分大きな反響を呼んだようだ。

それを聞いた時、それって今でも
そんなに珍しい選択なのか~と意外に思った。

「自分もそうすべきだった」
「子供を産んで後悔している」
「妊活で行き詰っていたけど吹っ切れた」と
共感・賛同する女性が多い反面、
「身勝手だ」「そんな我儘女が居るから
日本が駄目になるんだ」と
非難する意見(主に男)も多かったらしい。

山口智子さんの場合、
幼少の頃から親の愛に恵まれず、
親の身勝手に振り回された辛い経験が、
そう決心させたようだ。

そして、彼女がそう断言出来るのも、
長年夫の唐沢寿明と円満で、
今でも女優として魅力的で、
充実した私生活を送っている自信があるからだ。

私の周りにも、子供を持たない夫婦が多い。
と言うより、子供の居る友達とは、
合う話題もなくなって、自然と縁遠くなった。

姉や友人達の子供が居ない理由は、
「出来れば欲しいと思っていたけど出来なかった」
「特に欲しいとは思わなかった」のもあれば、
「本格的に妊活したのに授からなかった」場合も勿論ある。
きっぱり「子供を作らない選択」をしたのは、
私とハンガリー人の友人だけだ。

子供を望んだのに出来ず、多分そのせいで
夫婦仲が拗れて離婚した友人も居るが、
他の子供の居ない周囲の人達は皆、
結婚10年、20年以上経っても
非常に仲の良い夫婦ばかりだ。

イギリスを見ていると、
子供が居る、居ない夫婦の離婚率は同等で、
「子はかすがい」にならないことが分かる。
それどころか、子供が居る夫婦の離婚の場合、
最初の子供が産まれた一年間以内の割合が最も高く、
子供が出来たことで、夫婦関係が
破綻するケースが多いことを物語っている。
日本でも、離婚してシングル・マザーになる人は、
子供の幼少期(2,3歳)までが一番多いそうだ。

本当に、産んでメデタシメデタシでは全くなく、
自分自身の時間を大きく失う
子供の居る生活を受け入れられなかったり、
夫の非協力ぶり&無能ぶりに絶望したり、
夫への愛情が突然すっかり失せたり
(ホルモンの関係で良くあることらしい)、
それどころか産後ウツになったり、
夫が浮気したり、子供の障害が発見されたりと、
かなり人生のバクチだと思う。

まして選んだ本人達だけではなく、
子供と言う別個の人生に大きく影響するのだから、
結婚以上の大博打だ。

それなのに、皆さん良く産むなあと思う。
余程子供が好きなんだね。

子供を産まなかったことで私が非難されようと、
屁とも思わない。理由は幸せだから。
自分の幸せを選んで何が悪い。

子供を産み育てることが、
全ての女性にとって幸せな訳ではない。
人間千差万別なんだから、そんな価値観、
それこそ勝手に押し付けるな。

もし「子供を持たないから人間として一人前じゃない」
と言われたら、私の場合は全く否定出来ないが、
例え子供が居ても半人前だと確信している。
念の為、私以外の周囲の子供が居ない女性は、
恐らく同年齢の一般的な女性より
ずっと人間的に出来ている。

「親に育ててもらったくせに、
親不幸者」と言われれば、
そう、子供って薄情なのを良く知っているから
要らないのだよ、と即答出来る。

もし子供が居たら、それなりに楽しいことも
あっただろうとは思うが、
私の場合、大変なことのほうが絶対多い。
それに、甥や姪で十分間に合っている。

「子供が居ないと老後が大変」
「老後が寂しい」とは勿論言われ、
そういうことはあるだろうとは想像するが、
親の老後の為(だけ)に作られた子供も可哀相だ。
更に、例え子供を苦労して育てても、
寂しい老後を送っている人を何人も見て来て、
それは元から子供が居ないより遥かに辛い。

結局自分は、致命的に親になるのに向いていない。
それに気付くのが、子供が出来てからでは遅過ぎる。

でも、私達夫婦のように
子供を持つことを拒否した人は少数派で、
大多数は、子供が好きで欲しくても、
運悪く相手が見付からなかったり、
残念ながら授からなかった人なのだから、
そう言う人達をも、国民としての義務を
果たしていない!と一同に責めるのは、
余りにも思いやりに欠け、人間的にクズと言うものだ。

大体、国の為に子供を産むなんて
心底気持ち悪いぞ、オイ。
自分と子供の幸せの為に産めよ。

そもそも、そういうヤツに限って、
日本の少子化の原因・責任を、女性中心、
または女性だけの問題に考える傾向があり、
そんな前時代的で保守的な社会だから、
産み育てたい気持ちが失せて当然なんだよ(ぺっ)。

そいつの家の隣に保育園建てろ。
by piyoyonyonyon | 2016-08-14 15:10


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