抜けても残っても崖っぷち

英国のEU離脱か残留かを問う国民投票日まで、
ついに一週間を切り、相当白熱している。
しかし、それは恥も外聞もなく
無理矢理盛り上げていると言う雰囲気で、
日本の選挙の投票日前日に、
選挙カーで立候補者の名前を
只連呼し喚く「音害」に似ている。

言ってしまえば、幼稚でエゲツない白熱ぶりで、
残留派の女性国会議員が、
無面識の離脱派の右翼の男に殺害される
(しかも銃殺)と言う、
ショッキングな事件まで起きた。

今のところ、予想通り、
離脱派が優勢になって来ているが、
この殺人事件が、伸びる離脱派支持に
歯止めを掛けるとは思えない。
しかし、概ね離脱派のほうが残留派より熱心で、
言い換えれば過激で狂信的である。

日本の新聞で、離脱でも残留でも、
英国の混乱は間逃れないと言う記事を読んだ。
なるほど、その通りだろうと思ったが、
その混乱が、メディアや専門家が盛んに訴えている、
経済が低迷するとか住民税が上がるとか、
私が今まで想像していた程度を遥かに超えて、
とんでもない事態に陥るのではないかと言う不安が、
頭から離れなくなって来た。

何せ、例え自分に主義主張がなくとも、
何かに便乗して暴れたい人間は
(オリンピック前の暴動や、
現在のサッカー・ヨーロッパ杯を見ても)
履いて捨てるほどいる国だ。

例え国民投票で残留が勝っても、
離脱派は絶対諦めないだろう。
デモどころか、暴動を起こすと考えたほうが真っ当だ。

しかし確信していることは、
離脱が勝った場合のほうが、
混乱は大きいと言うこと。

離脱が勝ったら、キャメロン首相は、
多分責任をとって辞職するだろうが、
前にも言った通り、離脱が選ばれたからと言って、
すぐに離脱出来る訳ではないので、
その間、首相の不在は、
国政に大きな混乱を招くだろう。

首相が幾ら短期間で変わろうと、
ついでに都知事が幾ら変わろうと、
動揺しない国は日本ぐらいなもんだ。

そして、スコットランドの独立は、
再度現実味を帯びて来るだろう。
元々スコットランド独立派は、
イギリスからはおさらばしたいけど、
そのままEUには残りたいと言う、
虫の良いことを主張していたのだから、
もしイギリスがEUから離れれば、
益々スコットランドがイギリスに
とどまりたい意味はない。

そして離脱が買った場合、
あのゴリラが首相になる可能性が益々高まるが、
それこそイギリスの悲劇だ。

これからポンドは大暴落になるはずなので、
日本からイギリスを旅行するのには、
円高で好都合だろうが、
その代わり治安は保障出来ない。

国民投票が、まじで結構怖い。
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by piyoyonyonyon | 2016-06-17 15:10


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