2012年 07月 01日 ( 1 )

拘りの素材

国が変われば文化も変わり、拘る素材も色々異なる。
例えばイギリスでは(多分ヨーロッパ全般で)、
木材に対する拘りは日本以上だと感じる。
夫のような一般市民でも、
「これはマホガニーだから、かなり良い品だよ」とか
「これはクルミ材だね。キメ細かくて木目が綺麗だ」など
木材を一目見ただけで、すぐに種類が分るらしい。
現在販売されている安価な合板の家具でも、
白樺仕上げ、樫仕上げ、ブナ仕上げなど
数種類の木目が大抵用意されている。

日本は元々木の文化の国で、
一般家屋は今でも基本的に木造だが、
日常生活で木製品に接する機会が激減してしまい、
また尊重する習慣も薄れた為、
これ程拘らなくなったのではないかと思う。

一方、イギリス人が拘らない素材は魚。
同じ島国なのに、一般的なイギリス人が食べる魚料理は
せいぜいフィッシュ&チップスで、
魚にはとんと興味がないようだ。
ある時、夫がチッピー・ショップ(フィッシュ&チップス屋)で、
ケースに並んでいるいる揚げ物を指差し、
「これは何のフライですか?」と尋ねたら、
店員は只「魚!」と答えた。
いや、何の魚か尋ねているのだが…。
フィッシュ&チップスの魚のフライ(天ぷらに近い)には、
大抵コッドかハードックと言うタラの一種を使用するのだが、
チッピー屋の看板には、金魚だの熱帯魚、
イルカなどが描かれ、食欲を失せさせるイラストが多い。
魚なら何でも魚!と言う感覚である…。
(そもそもイルカは魚ですらないし)
種類にも拘らない位だから、
質や味のことを考えると、もっと恐ろしい。
[PR]
by piyoyonyonyon | 2012-07-01 16:03