2017年 03月 23日 ( 1 )

買うな使うなオイスターカード

日本の関東圏に「Suica スイカ」があるように、
また関西圏に「Icoca イコカ」があるように、
グレーター・ロンドンの交通機関には
「Oyster Card オイスターカード」なるものが存在する。

オイスターカードも、プレペイド式のICカードである。
日本と違って電子マネーではないが、
電車やバスに乗る際、当然小銭を用意する必要はないし、
ロンドンの世界一クソ高い交通料金が、
オイスターカードを使用すると、少しだけ割安になる。
なので、大抵のロンドナーは所有している。

ロンドンを旅行する際、
購入・利用する日本人も多いだろう。
が、スイカやイコカと同じように便利とは、
決して思ってはいけない。
このオイスターカード、
非常にいい加減だと悪評高い。

オイスターカードのコンピューター・システムが、
故障して使用不可能になるとも、
しょっちゅうニュースで聞いたことがある。
夫の勤めていた会社のライバル会社が管理していたので、
それを聞く度にあざ笑っていた。

しかし問題は、故障だけではない。
日本同様に、改札口が門のように
はっきりしている地下鉄駅なら未だ良いが、
郊外のナショナル・レイル(旧国鉄)駅なんかは、
はっきりしておらず、無人の開きっぱなしの出入り口の横に
目立たない車止め棒のような改札機が設置してあるだけ。
つまり、忘れずに自主的に改札しなければならない。
うっかりタッチし忘れると、
40ポンド(6千円近く)とかの罰金が取られる。

私と夫が久々にロンドンに行く際、
二人ともオイスターカードの残金が
ほとんど無かったので、同じ金額を課金した。
上記の話をしょっちゅう聞くから、
改札は注意深く確実に行った。

…にも関わらず、当然夫婦で同じ道のりを
同じ交通機関で移動したのに、
夫のオイスター・カードのみ、
早々と残金が切れてしまった。

利用履歴を確認してみると、
とある場所で何故か二重に金を取られていた。
一方、念の為、私のカードの利用履歴も確認してみると、
それとは全く別の路線の別の駅で、
何故か金が全く徴収されていなかった。

夫が駅の窓口に苦情を言うと、
そこでは何の対処も出来ないから、
ロンドンの中心部の事務局で訴えてくれの一点張り。
冗談じゃない。そこへ行く為だけでも、
更にとんでもなく交通料金が掛かってしまう。

それで、やむを得ず一度帰宅し、
インターネットで検索するものの、
メールでは対応してくれない。
仕方なく電話をしてクドクド説明したら、
やっと何とか対応して貰えた。
後日、小切手でお金も戻って来た。

SNSで検索してみると、同じような被害に遭った
怒り心頭の利用者のコメントが、
止め処もなく出て来る出て来る…。
しかも多分それは氷山の一角で、
余計に金を取られているのに気付かない利用者は、
他にも山のように居るものと思われる。

読み取り機能が問題アリなのか、
プログラム自体がいい加減なのか。
とにかく、万事日本と同じように便利で、
事が運ぶとは思ってはいけない。

旅行者の場合、余程英語力に自身がない限り、
電話での交渉は無理だろうし、
そんな時間の余裕もないだろう。

それ以来、我々は二度とオイスターカードを利用しない。
ロンドンへ行ってほぼ一日中回るのなら、
一日乗車券のほうが余程安心でお得だ。




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by piyoyonyonyon | 2017-03-23 15:06